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ヤッホーブルーイングの拠点・御代田醸造所の1日を追っかけてみた。

良いオフィスづくりが、みんなの仕事のモチベーションに繋がると信じて日々総務の仕事をしています。
こんにちは、ヤッホーブルーイングのろん(社内ニックネーム)です。

全身で仕事を楽しみます

~自己紹介~
2023年新卒入社。ヤッホーでは鉄道マニアとして知られていて、特に関東を走る東武鉄道が大好き。しつこく話しすぎたのか、OJT(詳細はこちら)2期目を卒業するときにお祝いとして、東武鉄道グッズをたくさん貰った。

さて、この記事をご覧の皆様のヤッホーブルーイングに対するイメージはどのようなものでしょうか?
「よなよなエールの会社」や「働きがいのある会社」、「知的な変わり者が集まる会社」、あるいは「初めて知ったよ」という方もいらっしゃるかと思います。
普段のオフィスの様子を通して、ヤッホーブルーイングをもっと知って欲しい!という思いで、今回は本社機能のある御代田醸造所の一日をご紹介していきます。


朝~勤務開始、あの朝礼も~

御代田醸造所は、しなの鉄道線の御代田駅から歩いてすぐの場所にあります。
ヤッホーブルーイングではチームで働くことやそのためのコミュニケーションの量・質を大事にしており、オフィスに出社してはたらくことを基本としています。
一方で、チームやユニット内で調整、合意の上であれば、個々人の事業に合わせた柔軟な働き方もできるようにしています。

車社会なので車通勤の人がほとんどですが、近隣に住んでいるスタッフは徒歩や自転車で通勤することも。また、離れた場所に住んでいる人は電車で通勤している人がいます。中には群馬県や埼玉県から通っている人も。

オフィスを外から見るとこんな感じです

ヤッホーブルーイングの定時は8:30。近場に住んでいるスタッフの通勤時間は車通勤なので短く、無理に早起きをする必要はありません。
その時間になると、オフィスにいるメンバーに全体への連絡事項を共有してから、少人数のグループに分かれて雑談朝礼に入ります。

雑談朝礼の様子

雑談朝礼は毎朝30分を使って、部門やユニットを超えてスタッフ同士のコミュニケーションの量を増やすことで、気軽に意見の言い合えるフラットな関係性をつくろうという趣旨で行われています。
詳しくはこちらの記事でも紹介しています。
この日はお子さんの習い事や御代田町のイベントの話題が出ました。

ちなみに御代田醸造所には「健康朝礼」という取り組みも。
車社会の長野県、車は身体の一部と言っていいほど使われていて、あのスタバにもドライブスルーのある店舗が多いです。しかし、その分歩く量が減ってしまいます。
そこで、日々の運動不足を解消しよう!ということで始まったこの取り組み。
オフィスの駐車場を歩くのですが、実は御代田醸造所は元々パチンコ屋だったところに居抜きで入居したオフィス!駐車場がとっても広い!ここを3周すると、ろんの歩幅だとだいたい1500歩くらいになります。
そんなエリアを3~4人のグループで雑談をしながらテクテクお散歩します。

グループはシャッフルで決めるので、普段あまり話さないメンバーとも交流できます

こういった取り組みのおかげで、事業所の中では「全く話したことがない人」がほぼいない状態を作ることができています。

雑談朝礼、健康朝礼後は、各自でオフィスの掃除。人事総務のメンバーは駐車場や出入口付近の歩道のゴミ拾いへ。
この時間になると、すぐ隣を走る「しなの鉄道線」の電車が来ます。色々な塗装の車両が走っているので、鉄道マニアのろんはゴミ拾いをしながら線路の方をチラチラ見ています。

この日は「初代長野色」と呼ばれる、昔懐かしい塗装をまとった電車が来ました。

その後は給湯スペースで各自飲み物を用意したりする人もいて、MTGなど、業務が本格的に始まるのは9:00ごろから。
自分の席で個人タスクに取り組むスタッフや、社内会議室やオンラインで会議に参加するスタッフなど様々です。

オフィスの中はこんな感じ

もともとパチンコ屋だったこともあり、オフィスはワンフロアぶち抜きで広々としており、
各チームがそれぞれのデスクの島にまとまって仕事をしています。
ワンフロアなので、他のユニットの様子がわかりやすく、ちょっとした相談がしたいときなどにもすぐに話しかけにいくことができ、フラットなコミュニケーションの取りやすい環境となっています。

ワンフロアということは、当然社長室もありません。なので、社長である「てんちょ」もオフィスの一角で他のスタッフと横並びで仕事をしています。

他のスタッフと同じ机で仕事をするてんちょ(右)

てんちょ「みんなと同じ場所にいると、一周見渡すだけで誰がいるか分かって、必要な人に声を掛けられるからいいな!と凄く思っているよ。だから、しょっちゅうオフィスをクルクル見渡しているね(笑)」
世の中には社長室と秘書室が別の部屋として設けられている会社もあると思いますが、肩書に関係なくフラットな関係性を大切にしているからこそ、ヤッホーブルーイングのオフィスはこういったつくりになっています。

また、オンラインミーティングのシステムで各事業所を常時繋いでおり、他拠点の様子を把握することができます。
他の事業所のスタッフと話したいときに「あの人いないかな?」と確認したり、ここから全社向けの発信をすることも。
また、なんとなく手を振ると振り返してくれる人も!大阪営業所に勤務しているスタッフとは数百キロ離れた場所で仕事をしているにもかかわらず、これのおかげで仲良くなれた気がします。

MTGの際には、会議室や自分の席だけでなく、窓際のスタンディングデスクやロッカーの上にPCを置いて仕事をする人など、それぞれが集中しやすい環境で仕事をしています。

会議室も個室だけでなくオープンな場所もあり、状況に応じた使い分けができます。

スタンディングデスクの様子

会議室も個室だけでなくオープンな場所もあり、状況に応じた使い分けができます。

また、クラフトビールメーカーらしい業務として、新製品のテイスティングがあります。製品について全スタッフが自分の言葉で語れることを大切にしているため、製造以外のスタッフも業務の一環として参加できます。

御代田オフィスでのテイスティングの様子

「車社会なのにどうやっているんですか?」という質問をよくいただくのですが、飲酒運転にならないよう、テイスティングは主に午前中に実施することで帰宅までの時間を十分に開け、また、参加の際は車の鍵を会社に預けてもらい、帰宅前にアルコールチェッカーを用いて酒気帯びの状態でないことを確認してから返却するなどの対策を徹底して実施しています。

昼~お待ちかねのランチタイム!~

11:30頃になると、早めのお昼をとり始める人がちらほら。1日1時間の休憩も決まった時間ではなく、自分の事情や都合に合わせて使うことができます。
例えば…
「次のミーティングが先方都合で12時半からになった!だから早めにお昼食べる!!」
「保育園に子供を迎えに行かなければ……。だから昼休みに30分、お迎えに30分の合わせて1時間休みます!」
みたいな事例が多々あります。

お昼ご飯も、お弁当を持ってくる人、コンビニやスーパー等に買いに行く人、家に食べに帰る人など様々です。感覚的には、半数近くはお弁当を持ってきているかな?と思います。
近隣にはコンビニやお弁当屋、定食屋もあるので、食事には困らないはずです。
オフィスでお昼ご飯を食べるスタイルも様々。
自分のデスクで食べる人、ライチタイムに休憩場所になるオープンなMTGスペースでみんなと食べる人、スタンディングで食べる人も。

オープンスペースで食べる仲良し3人組

スタッフ同士のコミュニケーションを大切にしているヤッホーブルーイングでは、ここから交流が生まれることもあります。

こちらは産休育休を経て復職したお母さんたちのランチ会の様子

お昼ご飯を食べ終わったあとの過ごし方も、オフィスにある新聞を読む人、昼寝をする人、コーヒーを淹れる人、屋内でボードゲームに興じる人、屋外でゲームに興じる人などなど様々です。ちなみに最近は「コーンホール」が大人気。

アメリカのクラフトビール業界ではド定番・コーンが入ったバッグを穴の開いた台に投げ入れて得点を競うゲームです。

午後~引き続きお仕事タイム~

午後も引き続きお仕事。お昼ご飯の後は眠くなりやすいですよね。
僕もその気持ちがとてもよく分かります。
ヤッホーブルーイングのミーティングでは「立って聞く」というのもアリです。座って聞くという「形」ではなく、ちゃんと話を聞いて議論するという「中身」を大切にしているからです。

立ちながらミーティングするのは、ヤッホーではよくある光景

そのため、午後でも活気あるミーティングが行われています。

また、社内研修「麓村塾」もだいたい午後に開講されています。
(麓村塾について、詳しくはこちら!)

夕方~そろそろウキウキしだすころ~

夕方になると、ちらほらと帰宅する人が。
ヤッホーブルーイングの就業時間は基本的に8:30~17:30ですが、個人の事情に応じたフレキシブルな働き方を認めています。
お子さんの送り迎えの関係等で8時半より早くに出勤して、その分早く退勤するスタッフもいれば、私用で早退するスタッフもいます。お子さんの送迎等で中抜け(一時的に離席)して、中抜けが終わった後は在宅で残りの業務をするという人もいたりして、各チームですり合わせながら、個々人の事情に合わせた柔軟な働き方に対応できるようにしています。

7:45出勤のスタッフは、16:45が定時です

ここで、早く帰る人だけじゃなく、遅く帰る人がいるかどうも気になるのではないでしょうか。
月ごとに多少繁閑差はありますが、ヤッホーの正社員の月平均残業時間は約19時間。
残業について、するしないの判断は個人の裁量にゆだねられており、個人が必要だと思ったときに残業をしています。
一方で、「残業した次の日は早めに帰る」みたいな働き方も可能です。
ただし、その場合は早退した分の給料は控除されることになります(もちろん、前日の残業代は法律に則り1分単位で付与されます)が、そうした場合であっても人事評価には影響しない運用をしています。

出退勤についても「自ら考え行動する」という文化が色濃く反映されているのが特徴です。

また、退勤後のイベントと言えば飲み会ですよね。
ヤッホーブルーイングでは、超宴などの大きなイベントがあった後には会社で打ち上げをすることもあり、その際はオフィスにあるビールサーバーを使って、各自でクラフトビールを注いで飲むことも!!

会社の飲み会でサーバーからビールを飲めるのも、ビール会社ならではかも

もちろん翌日の業務に影響が出ないように節度を守ってお酒を飲み、帰宅の際は代行や公共交通機関を使って、飲酒運転を絶対にやらないようにして帰宅しています。

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございました!
こうして記事にまとめると「なかなか自由だな……」と改めて感じました。
ヤッホーブルーイングの働き方は「個人の事情と会社やチームの目指すあり方・やり方を擦り合わせる」というもの。そのためにはお互いの信頼関係を深める必要があるから、コミュニケーションの量と質を大切にしています。
僕も将来、結婚や育児といったライフイベントが待っていると思います。いや、待っていると信じたい。その時は自分も働き方の面でチームメンバー・会社と何かすり合わせることも出てくると思います。
その時に快く歩み寄ってくれる会社であることに安心しました。

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それでは、また次回!

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