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森にキノコを摘みにいく

「ブンゲイ実況」で「黒い靴のままで」を取り上げていただいた
そんなこと初めて!
嬉しいなんてもんじゃない!
たとえ、4人が4人とも「ガッチャマン」をほぼ知らないとしても

その中で「クモハさんて詩を書く方なんですね」という感じの発言が!
えっとぉですねぇ、という説明の文章なのだこれは

クモハ史3000年を語ることはできないが、教科書の縄文時代程度にざっくり

1、クモハは書くと長くなる

最初に書いた作品がおよそ9万字、150枚。「おめらす」の原型。
そして20年くらいかかって書いた「おめらす」三部作は
第一部「kink in the heart」350枚
第二部「The worst days for blackberry」180枚
第三部「Guren」3分割してあるが、全部でざっと800枚越え

kindleにはしたものの、永らく「読んでもらえない病」にかかっていました
手は尽くした
イラストレーターさんと組んだ

5ビル街3

Zineを作成し

オメラス表紙15

朗読会を開いた

しないよりマシだった
手応えはあった
だが、思ったほどの広がりは感じられなかった
これ以上どうしていいかわからないところまでやった
で、詰んだ

2、クモハ、BFCに会う

Zineの最後の奥付は2020.2
およそ一年前か……。じゃ、思っていたほど長くは「詰んで」なかったんだ
TLを流れたきたBFCの文字。初回は食いつくガッツなくスルー。でも2回目のチャンスは逃さなかった

勇気いりましたよ。20年ほど「おめらす」しか書いていないんだもの
六枚? 短すぎるぜ。書けるか?
でも思い出した。星新一、ブラウン、サキ、スタージョン、ブラッドベリ他、奇妙な短編が好きだったこと

そして書き上げた二作が
酸辣湯(すっぱ辛い中華スープ)
シュレーディンガーの招き猫

3.結論 クモハは何者でもない

「詩人」と呼ばれる人たちには尊敬しか感じない
でも、クモハは違う
たまたま、「詩」が降りてきた
それは、森にキノコを摘みに行くようなものだ

「長編」は樹を育てる感じ
余分な枝を払い、こうなりたいという樹と対話、時折格闘して完成

じゃ、「短編」は?
溜まった毒を出すような、切れ味の良い刃物のようなコントロール感
「型」をなぞるの、案外好きかもという気づき

ある意味、クモハは書き始めたばかり
自分が何者なのか、さっぱりわからない

「阿賀北ノベルジャム」で書いた
「バッテンガール」6万字、150枚は
イグ味を抑え、読みやすさを思いっきり意識した
読んで欲しかった!
読者に届けたかった!
それを一番に追求した

読んでください!
「バッテンガール」

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