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Blender Python をはじめよう

0.Blender Pythonとは

3DCGソフト"Blender"をプログラミング言語"Python"で操作できるようにするものです。

0-1.Blenderとは
無料の3DCG制作ソフトです。高機能で日本語にも対応していて、CGのプロも使用するツールです。

0-1.Pythonとは
Pythonはプログラミング言語の1つです。
他言語と比べてシンプルで読みやすいという特徴を持っています。
計算に強く、利用可能なライブラリが豊富にあります。

●ライブラリ : 誰かがまとめてくれた便利なコードの集まりのこと
●コード : コンピュータに対する命令のこと


1.Blender Pythonのはじめかた

1-0.Blenderのインストール

上記リンクからBlenderがインストールできます。"Download Blender 2.91"というボタンをおして、手順に従ってインストールしてください。

1-1.コードを書く準備

Blenderでは開発環境の構築など面倒なことをする必要は一切ありません。

■Blenderを開く
■Scriptingをクリックする

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 ■"+ New"ボタンをクリックする

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■"Text"をクリックして、~.pyに変える

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これでコードを書く準備が整いました!

1-2.レイアウトについて

●3D Viewport : 3Dの編集をする場所
●Python Console : 短いコードをテストする場所
●Info : 実行したことを表示する場所
●Text Editor : コードを編集していく場所

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※注意 : マウスカーソルをそれぞれのエリアに持っていかないと、そのエリアでの編集が出来ません。


2.プログラムを実行する

2-0.Text Editorを使う

早速コードをかいてみましょう。最初は、monkeyを3D Viewportの(0,0,5)地点に追加します。

■@ 3D Viewport : デフォルトの立方体を[X]キーで削除
■@ 3D Viewport : [SHIFT + A]キー → Mesh → monkeyを選択
■@ Info : monkeyを追加するためのコードが表示されるので、クリック→[CTRL + C]または、[COMMAND + C]でコピー

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■@ Text Editor : [CTRL + V]または、[COMMAND + V]でペースト
■@ Text Editor : monkeyの出現座標を(0,0,5)変更
※location = (x,y,z)の数値を調整することで変更可能

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■@ Text Editor : 1行目に import bpy と書きます。

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■@ Text Editor : 再生ボタンを押してコードを実行します。

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■@ 3D Viewport : monkeyが指定した位置に出現したか確認します。

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2-1.Python Consoleを使う
Python Consoleを使って大きめのmonkeyを3D Viewportの(0,5,0)地点に追加してみましょう。
※コンソールではimport bpyは不要です。

■@ Text Editor :sizeを5に,locationを(0,5,0)に変更し、コードをコピーします。
※縦表記にしたのはコードを見やすくするためで、そうしなければいけない訳ではないです!!

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■@ Python Console : コードをペーストしてEnterキーを押します。

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■@ 3D Viewport : 大きめのmonkeyが出現したか確認します。

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3.保存の方法

3-0.全体を保存する

File → Save As → ~.blendで保存

3-1.コードのみを保存する

■ Text → Save Asをクリックします。

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■ 保存したい場所(フォルダ)を選び、Sava Asを押して保存します。

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最後に

コードの詳細は次回の記事で解説していきます。
全ての操作がInfoにコードとして表示されるので、いろいろ試してみてください!!

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