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台風19号、命を守る

毎週土曜日は終日訪問介護です。

明日、関東地方は交通機関がストップし計画運休があり、誰も見たことのない未曾有の台風を経験するでしょう、と天気予報で言ってます。命を守る行動をとってくださいと。

千葉を襲った台風15号より強い台風とは? 想像しただけで怖いです。何が起こるか分かりません。だから準備だけはしましょう!

窓ガラスに養生テープを貼り、ガラスの飛散を最小限に留める。

停電の可能性があるので懐中電灯を用意。乾電池も忘れずに。

断水もするかもしれないので、お風呂場の浴槽に水を溜めてトイレ用に使う。等々できることはこの他にもたくさんあります。避難所の確認をするとか、3日分の食料や水を確保する。

しかし、重度の障がい者の方一人ではできないこともあります。そういう場合は介助者を使えば(指示すれば)できます。
私は介護福祉士です。東日本大震災の現場も見て聴いて原発に一番近い福祉施設でボランティアをしました。
故郷の熊本地震の時は帰省して、無残にも姿の変わった街並みを見て泣き、孤立した障がい者の方の元へ物資を届けに行きました。
そういう経験や知識は、今を生きる人に使わなければなりません。私たちのかわりに犠牲になられた方たちがいます。天国から見ています。
恥じない姿勢で生きます、と福島の大地に私は誓いました。崩れた熊本城を見上げ誓いました。だから、これからもやってくる地震や台風などの震災に負けたくありません!

明日12日の朝から翌13日のお昼頃までは東京は大変です。混乱は避けられませんが外出を控えて、落ち着いて、深呼吸をして、みなさまどうかくれぐれも気をつけてください。

私は朝8時から夜24時まで訪問介護です。が、終電では帰れないと判断し泊まりの介助にしてもらいました。その方が利用者さんも安心すると思ったからです。翌朝の介助者も来れないだろうとお昼12時まで介助をすることになりました。

すべてこれまでの震災の経験を元に、介助コーディネーターへ提案したのです。その方が利用者さんも安心するし、引き継ぎの介助者も移動が安全になり助かるし、何より私が私の命を守れるからです。誰も損をしません。誰も傷つきません。安心・安全・安楽とはヘルパーの学校でいろいろと机上の学びとして教わりますが、核はきっとこういうことなのではないでしょうか?
私たちは震災で極限の学びを得ます。この学びはこれからの人生で誰かの命を守る大切な教訓のようなものです。

どうか台風19号の被害が少なく、これまでの経験が活きますように。そしてご近所に障がい者の方や、高齢者の方がいたら今のうちに声かけなどされて、地域力で踏ん張りましょう! 最後は地域です、おとなりさんの笑顔があなたを救います。

みなさまのご無事を祈ります。


▶️ 参考動画・熊本復興支援チャリティ映画会

障がいのある人たちの様子も話しています。


スタジオウーニッシュ代表
映画監督と介護福祉士:堀河洋平

みなさまからのご支援は、映画や映像制作の資金として大切に使わせていただきます。小説執筆の取材費にもなります。あと、Babyのオムツ代にも^^ ありがとうございます♪