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NHKテレビ体操、ウェア変遷に注目。

2012年ごろから、朝のルーティンとして、NHKの「テレビ体操」をやっている。長女が中学に入った2021年4月から、生活スタイルが変わり、家事が忙しい時間帯と重なってしまい、あまり出来ていない。(「やっていた」が正しいかもしれない。)

さて、この番組は、ラジオ体操とオリジナル体操をピアノの伴奏に合わせて行うという、なんだか昭和っぽい番組だ。(大好きなので愛着をこめた表現)いったい、いつから放送しているのだろう。番組の歴史を調べてみた。

ラジオの音声を聞きながら行う『ラジオ体操』に対して、テレビの画像を見ながらおこなう『テレビ体操』が1957年10月にスタート。子どもから高齢者まで、誰もが家庭で手軽におこなえるように、激しい運動を避けた体操として開発され、毎日午前7時台の10分番組でスタート。2021年度はEテレで毎日午前6時台に10分番組で、総合では(月~金)午前と午後に5分で放送。

NHKアーカイブスより

1957年にスタートとは、殿堂入りのご長寿番組だ。

私がこの番組を熱心に見始めたのが、2012年ごろ。
体操しながら気になっていたのが、ウェアである。


レオタードである必要があるんだろうか。
アシスタントは女性ばかりだなあ。

と、ちょっぴりモヤモヤしながら、毎朝みていた。

この番組も、時代の流れと共に変化してきた。


2012年から振り返ってみると、レオタードの曜日は年々減り、Tシャツ+短パンというスタイルが主流になっていった。


2020年4月1日公開のNHK YouTubeチャンネルの動画
2020年もまだレオタードの曜日があった。週に一回だけだったと記憶している。

2021年には、ついに、毎日「Tシャツ+短パン」となった。
時期がピッタリの動画が見つけられなかったため、こちらも2020年4月1日公開の動画からである。

Tシャツ+短パンスタイル


(いよいよレオタードがなくなったわ。)
(レオタードって恥ずかしかったと思う。)

そして、2021年10月に「大革命」が起きる。

なんと、男性アシスタントが登場。女性3名に男性2名になった。

2021年11月12日公開のNHK YouTubeチャンネルの動画

個人的には、とても衝撃的だった。
番組冒頭に表示される男性アシスタントの名前には、「10月から新規加入」と添えられていたのが、とても印象的だった。

ところが、この時のウェアは、ご覧のとおり男女で異なっていた

男性:Tシャツ+短パン+スパッツ
女性:Tシャツ+短パン(とても短い)

そして、ご無沙汰気味だった2023年度、ふと番組を見て気づいた。

ついに、男女のウェアが同じになっていた。短い短パンではなく、膝上5センチぐらいの少し長めのパンツにスパッツだった。
テレビ体操のホームページをみると、アシスタントの男女構成も同じになった。

当然の流れかなとも思うが、2020年から大きく変化していったようだ。コロナ禍で、おうち体操もブームにもなり、視聴者も増え声も上がったのだろうか。

多様性時代という波もある。学校の制服も、企業の制服もジェンダーレス化が進んでいる。
テレビ体操もそんな波に乗って、進化している。次は、どんな変化だろう。

テレビ体操の番組で、ウェアに注目するという、全くもって番組の本質ではない😅

ラジオ体操の魅力も、合わせてお伝えしたい。
私は、こんな本を持っている。この本ではこんなことを伝えてくれている。

  • ラジオ体操は、簡単で効果的な運動方法である。

  • 第一と第二がそれぞれ体のどの部位に効くのか分析している。

  • どこに注意して体操すればよいか具体的に示してくれる。

ラジオ体操は無料で健康増進、すばらしい◎


【おまけ】
このテレビ体操の夜版「夜のテレビ体操」という番組が昨年放送されたようです。



本日もお読みいただきありがとうございます。

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