2035年、本当になくなる仕事は何か、厳密に検討する

突っ込みどころ満載なのだが、たとえば東洋経済に、以下の文章がある。

「もう一つ苦手とする領域は、反復的作業ではない肉体労働である。人型ロボットはまだ完成に程遠く、高度な問題解決能力をも必要とする看護師や美容師、配管工などの肉体労働はコンピュータで自動化することが難しいという。

こうしてテクノロジーの進展により、高所得を得られる創造的な職場と低賃金の肉体労働に雇用は二極化される。そして、それ以外の中間層の仕事は急速にコンピュータに置き換えられ、それが現下の総雇用減少の一因になっているというのが、『機械との競争』の主張だ。」https://toyokeizai.net/articles/-/13015?page=3

AIによって、単純な事務作業は代替されてゆくのは誰でもわかる。会計ソフトで、既に大勢会計事務員が消えたのだから、同じことだ。
だが、この肉体労働の部分は、まだまだこの先、未知数なところがある。たとえば水道工事の配管工。微妙な手加減が必要だが、それが実は機械でもうできる。寿司でも握れる。人が、パソコンで操作をするだけで、いや操作をするほうが正確に、仕上がるのだ。
自動運転と同じで、対象を正確に3Dスキャンして、そのうえで機械を動かす。もう完成した技術なのだ。
上の記事の文だと、ついていない人が、奴隷のようなことをその時代でも強いられる未来図(笑)が浮かびかねないが、それでは現在の介護士の不足のように、世界が回らず、そうしないための努力を、人間はするはずだ。バスの自動運転も同じ。今は不足しているが、将来かなり負担の軽い運転者が一人乗る形式で、半自動運転が一般化するとみる。(完全無人運転は、安心、イメージ的に、例外的な場所のみ。)
農業でも、これからは、かなり肉体労働が緩和されるとみる。ブドウの収穫も収穫機が普及してゆく。ここの部分がとってもとっても大事と思う。なにより食べ物。食べ物はスマホより大事。

ずばり、増えるのは、機械を操作する仕事。ドローンの操縦も一つ。
もうひとつ、心を使う仕事。看護も介護も教育も、何より心の仕事。AIでは絶対代われない。AI先生と、ほんとの心の交流ありますか?

信頼するあるコメンテーターが、これからはエッセンシャルワーカーが面白い、と言ったのは、そういう面も含めてとみる。

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