瞑想と睡眠
さあ、瞑想をしましょう…目を瞑り…
さあ、眠りましょう…目を閉じて…
瞑想と睡眠の違いは何でしょうか。
「瞼をとじる」という始まりが過ぎると、あとは自分次第の世界。その世界を知るのはわたしだけです。
ここから、「眠る」場合は意識が離れコントロールできない状態へ繋がり、そして「眠っていた」という状態を過去のものとして認識します。
瞑想練習をはじめていくと、「眠っていたのか起きていたのかわからない状態」を体験することもあります。そう、これが瞑想の入り口なのではないでしょうか。だからこそ、睡眠の経験を注意深く観察することは瞑想練習の一つとなるはず。
とはいえ、眠ることは瞑想ではないのは確かです。ヨーガにおいて、最終的には心を超越するために「心をコントロールする」必要があるからこそ瞑想練習をします。
目を瞑ることから、自分の意識を持ちながらこれらの状態へ運びコントロールすることが瞑想練習のひとつの段階的目的であり、最終的には、目を閉じていなくても「心を超越する」ことへと繋がります。
心、あるいは自己性を超えるための瞑想という練習は、わたしが作り上げている「わたし」や「世界」を教えてくれます。
それらが初めから光り輝いていることを思い出す、あるいは認めることができるようになるはず。
「眠っていたような起きてたような」… 最初はこの感覚が大切と思います。
「シンプルな輝きを見れたような気がする」
そこから、日々過ごす中でまた覆いをつくってしまうかもしれません。それでもまた繰り返します。
「わたしの世界はこんなわたしがつくっているのかも」と気づいていく。そして努力と決意をもって変えていく。
お天気のように、他を変えることは難しいもの。でも変えられない世界でさえわたしの受け取り方や表現の仕方で光り輝くものへ変えることはできるはず。
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