見出し画像

まだまだ続く黒字化の道

こんにちは。
おかげさまでヨガスタジオがスタートして早半年。
収支に関しては、ようやく支出の半分くらいまで収入が入ってくるようになりました。

これをどう見るかは人それぞれだと思いますが、私自身は結構前向きに捉えています。
でも満足しているわけではなく、危機感もセットです。

この半年あったことを少し整理しておきたいと思います。

オープンから2ヶ月

当スタジオは夏にオープンしました。周りに大手のホットヨガスタジオやスポーツジムがほとんどない土地なので、当初の想定していた顧客層ではなく、ご近所の方が体験レッスンに来てくださったことを思い出します。
この時期、何かを始めるのに適していたかどうかはわかりませんがこれまで近場になかったけど欲しかった場所ができたので広告を打てばそれなりにアクセスも増える状態でした。同時にオープニングキャンペーンとしてこれまでにない大盤振る舞いをしていたこともあり、加入が増えました。
それでもクラスに対して定員は埋まらず、土日でもレッスンの予約が入らないこともしばしば。会員数に対してまだまだ供給過多でした。

3ヶ月以降の実らない秋

オープニングキャンペーンも終わり、隔月で入会キャンペーンと広告は継続。ターゲットを地域の一般の方に絞って認知施策を打ってきました。少しずつ認知はされてきたものの体験レッスンの申込みが激減しました。体験にきてもキャンペーンをやっていても加入していただけない苦しい時期が続きました。

改めて提供するサービスの質へのこだわりと認知施策の方向性を転換する時期に来たなと感じました。スタジオインストラクターさんに体験者のフォローアップをお願いしてよいものか悩みましたが、生徒さんとのエンゲージメントを高めていくにはまずはスタッフではなく先生と結んでいかなければ次に来たいと思わないだろうな、と思ってインストラクターさんたちにやり方の例をあげながらお願いをしました。想像していたとおりこういったコミュニケーションを営業や勧誘のようで敬遠する方もいます。でもせっかく来てくれた生徒さんに情報提供したり、充実した時間にしていただくにはレッスン前後の会話は必要です。
そのブロック意識を取り除いてあげるのも運営の仕事なんだなと自覚しました。
最近私のSNSのタイムラインでは営業スキルの大切さを発信してくださる方がちらほら見かけます。手に職もすごく大切なのですが、上には上がいるのも現実です。インストラクションとコミュニケーションスキルの両輪で頑張っていく方が心の底から賢明だと思いますし、そこを理解し、実行できるインストラクターさんは採用されやすいのではないかなと思ったり。

また年末にかけての忙しさも尋常ではありませんでした。よく来てくださる生徒さんもお疲れの様子が顔に出ていましたし、休みも増えました。何か新しいことを始める機運も感じられませんでした。正直この季節に無理してもしょうがないんだなぁと学びました。ダメな時は出血させない。これ大事。

2023年幕開け、少しずつ回復

悪夢の秋を経て年が明けるとまた少しずつ体験レッスンのお申込みが入るようになりました。1月の終わりのミーティングではスタッフみんなで安堵しました。やっぱり季節の影響力ってあるんだなと実感した1月でした。1月に体験に来てくださった方は、今年はこうなりたい!と目標を話してくださる方も多かったです。なりたい自分になれるよう後押ししていきたいと心底思いました。

また冬にかけて驚いたのがwebでスタジオの存在を知ってくださった方がポスティングを逆転したことです。おそらく投函されていた時期にはヨガに目を向けようと思っていなかったのでしょうが、いいタイミングでヨガに興味がわいて検索したら近くに存在することを発見した、という流れと推測しています。B2Cの時は会社の進むべき方針が明確にあり、それに向けて計画実行に移していくので思いつきで引き合いがくることは稀です。しかしB2Cになってみると秋の空のように変わりやすく、計画的に生きている人の方が少ないので需要は読みにくいなと痛感しました。
それでもトレンドはあるようです。これは1年通してみないとわからないですね。
またテレビやネットの世界でもバズることがあるように一時的に注目を集めることもあります。W杯でお問合せ殺到した鷺沼SCさんのように自分達の過去の活動が急に着目されこともあるから、日頃からの積み重ね、特にレッスンやサービスの質は手を抜いてはいけないところで身が引き締まります。

こだわるべきはどこなのか

私はスタッフの中でもオペレーションをまとめる立場なのでやはりこだわるところはレッスンやインストラクターの質の向上と行き帰りも含めた一連のスタジオでの時間に感動を与えられるかがキーポイントです。
おそらくインストラクター個人であったり、お金を管理する立場、マーケの立場ではまた違うと思いますが今の私の課題はここ。
そしてその指標として退会や休会、チケット消化状況を見ています。今のところ退会が少ないことはありがたいのですが、土地柄忙しく仕事をされる方が多いので繁忙期や復活する通勤など不可抗力もある程度は仕方ないと思っています。でも疲れてマッサージに行くように、ヨガに来ようと思っていただけたらとても嬉しいことですし、私がヨガを伝えたいと思っている動機にもつながります。

次の半年に向け、効率化も課題のひとつではありますが、いかに手をかけずにスタッフやインストラクターが自分のベストを提供できるか、そんなことを考えながらよりよい環境を作っていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?