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首が伸びれば緊張はとれる 首のストレッチと脱力体操

緊張は首と肩に現れる。

脳から伸びる神経は首を経由して全身へ広がっています。
ゆえに首が縮こまると体全体も固くなる。

中国拳法には体を自然に使うための重要な項目に、虚領頂勁(きょれいちょうけい)、沈肩墜肘(ちんけんついちゅう)という項目があります。

虚領頂勁=首を真っすぐ伸ばして頭頂を天に向ける
沈肩墜肘=肩と肘を下に落とす(結果的に首を長く保つ)

首を長く保つ。これぞ体を柔らかく自然に使う秘訣。

そこで今回は首のコリ、硬さを取るストレッチと健康体操を紹介。首のストレッチで全身の緊張を取りましょう。


首のストレッチ:側面伸ばし1

・楽に座る(あぐらでも正座でも良い)
・背筋をゆるやかに伸ばす(尾骨を下、頭頂を天へ伸ばす)
・左手を鼠蹊部に添え、左肩を上げる

・頭を左肩に預ける
・右指先と額の中央が見えない糸で繋がっていて、
  その糸をピンと張るイメージでストレッチ

・ゆっくり深い呼吸をキープ
・頭を戻して左右を入れ替える

【ポイント】
伸ばしている腕側の肩は下げて首を長く保つ


首のストレッチ:後ろ伸ばし

・楽に座って背筋をゆるやかにのばす
・アゴを胸に近づける
・両手を頭の後ろ、耳辺りの高さにある凹みに添える


・肩と腕の力を抜き、腕の重さを頭に預けて首の後ろを伸ばす
・視線はおへそ、背骨は自然に丸める
・ゆっくり深い呼吸をキープ

・骨盤の上に、一個ずつ背骨を積み上げるように戻り
 手を開放する。

【ポイント】
首の骨、背骨一個一個の間隔が広がるイメージで行う。
(首の骨、頚椎は頭の付け根から肩の高さあたりまである)

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首のストレッチ:前面伸ばし

・楽に座って背筋をゆるやかに伸ばす
鎖骨の下に両手を当てて皮を下に引っ張る
・引っ張ったままアゴを斜め上に突き出す
・アゴを左右に揺らし、首の前側の伸びを感じる

【ポイント】
胸の皮を下に引っ張る際は、肩の力を抜いて、肩甲骨ごと手を下げる。


脱力の健康体操動画

だらだら~と体をゆるめる20分の健康体操。この記事で紹介した首ストレッチも取り入れています。一週間頑張った体をこの動画の体操で癒しましょう!


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