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朝の舌磨きで虫歯・口臭予防と体調管理を。
みなさんは朝起きてすぐに何をしますか?
起きてすぐに水を飲む方、コーヒーを飲む方もいるかもしれません。
朝起きてすぐの私たちの体は、
軽い冬眠から目覚めたような状態で体はカラカラ、
内臓はまだお休みモードな状態で動きは緩やか。
そんなところに冷たい水や、コーヒーなどの刺激物を加えるは
体にとってはかなりチャレンジングな体験です。
せめて常温のお水を、まるで植物に水をやるように
乾いた体とお休みモードの内臓を動かすようにしたいものですが・・・
その前にお勧めしたいことが「舌の洗浄」です。
アーユルヴェーダでは、夜間睡眠中に皮膚や口腔内に
体内の老廃物やアーマ(毒素)が出てくる言います。
例えば、
目ヤニ・鼻水・耳垢などは目に見えてわかるので
起きてすぐに顔を洗うという方も多いと思います。
それと同時に確認して頂きたいのが
舌
です。
舌の表面についている「舌苔」は、舌の表面の細胞や白血球の垢、
細菌の代謝産物や昨日の食べたものの未消化物が混ざってできたものです。
起きた時に口の中が粘ついていたり、舌苔があるのは体内から出てきたアーマ(毒素)ですので、再吸収してしまう前に朝起きたらまず舌の掃除をしましょう。
アーユルヴェーダでは舌苔などの老廃物を起床後に除去して口腔内を清潔に保つことが健康にとって大切であると勧めています。また歯科学会でも口臭や口腔内の様々な病気も防ぐと推奨されています。
体調管理のためにも、自分の舌をみる
中医学でも「舌診」をするので、体調管理のために舌を見るのは馴染みがある方も多く、取り入れやす健康管理法かなと思います。
舌苔の量が多い=アーマ(毒素)が多いということを示します。
舌苔の量から体調を知ることができるので、その日の食生活の仕方を見直してみられるのも良いと思います。
舌苔がある場合、その色と場所を確認する
【場所】
■舌の根部=大腸
■舌の中央部=小腸
■舌の前横部=肺
■舌の先端部=心臓
【舌苔の色】
■赤や黄色の苔→ピッタの乱れ
■白い舌苔→カパの乱れ
■黒や褐色の舌苔→ヴァータの乱れ
舌苔の掃除方法
舌の掃除専用の器具をタングスクレイパーと言います。
銀製、または銅製のタングスクレイパーが市販されていますが、
スプーンでも代用できます。
歯ブラシは、毒素を逆に押し込むのでお勧めしません。
強く擦る必要はなく、2〜3回程度奥から手前にかけて優しく撫でるように掃除してください。