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#JJインド神話 2 〜列車がない

解熱明け同日、午後チェンナイ上陸。

きょうは長い日になるぞ〜このまま数時間の滞在で夕方には南のポンディチェリーをめざし、四時間鉄道の旅。

日本でのハウスメイトのダルシャナちゃんと複雑なネット予約を2晩かけて深夜格闘のかいあって、指定席(ファーストクラス)も確保済み

エアポートからはダウンロードしてたインド版ubarを呼んで順調♪ じぶんの旅慣れ感に酔うわ。インスタで直感してたOh!シャンティーカフェで避暑、体力温存。ビーツとタヒニのサラダを優雅にキメる

発車の30分前にトゥクトゥクで中央駅乗り付けて。きのうまで白目むいて寝てた人と思えないね!! カオスなチケット売り場を尻目に、予約チケットのおかげでらくちんーなホームにイン!

がなーんか様子がおかしい

17じ発の電車は遅延、夜21じ発に変更の事実に、5人に聞いてやっとたどりつく。

てことは現地到着は深夜1時!?

見知らぬ街、タクシーがあるかもわからない。宿は駅から1キロ歩く。

もっと早い便あるかも、と13人目のアドバイスにしたがい窓口へ

てここ、さっきのカオスチケット売り場。列、ていうよりもはや並ぶでも並ばないでもないただの群衆の一員となり20分 滝汗
ようやく自分の番!と窓口と話してるの平然とカットインしてくる輩たちがうるさすぎて聴こえない。だが中耳炎もちのJJにも己の堪忍袋のキレた音だけはわかった

うまれはじめて『シャラアップ!』とヒトに罵声を浴びせた。わたし。
F出なくてよかった、むしろ安堵するほど悔いもないじぶんにおどろく。この強さいるかな、いや要るわここでは。

アジア人女性のシャラップ効果はわりとあったようで時を止めた秒間を狙って本題へ

21時発車を前の便はある、でもネット予約はネットでしか変更できない、ことを理解するまで数分、この列もなんも意味なかったことを知り、ここじゃない

いわれた窓口へいけば、さっきのところでチケット買い直しなさい、て。しかも発車まで10分。

は? またあの群?? (要はインドあるある劇)

駅ついてこの情報に達するまですでに1時間経ってるのに、あと10分てなあに? あご先にあつまる汗がぽたりと滴る

・・・・・脳内虹色のマルがぐるぐる・・・は。フリーズしてたわ。そいやだいぶ前から後ろにじっと立つ裸足のインド青年の影に、脳内ブラウザ追いつく。と同時、係員は目線で彼に手伝ってもらえといってる 

????

いわれるまま青年についてくと薄暗い従業員通路へ。『100ルピよこせ』と。あ、これワイロ?時間もない、えーい!つって渡すと彼はカオスの窓口の内部事務所へ入ってくじゃないか!

遠巻きで見てる。カオス群衆のインサイドから係員のデスクからひょいと切符を一枚もってきて、ハイと手渡される

これ?え10分後の電車の?

目でうなづく彼

え?これで乗れるの?まじで?75ルピと書かれており、丁寧に25ルピのお釣りまで返ってきた!!!で、あなた誰なの?鉄道スタッフなの?まぎらわしいわ〜
私服警官的な?それとも非番?私にだけ見える天使? 真相は謎のまま

ニコリとして行ってしまいかけた手に、お釣りの25ルピを強引に握らせて、ありがとう!とJJ涙目

彼は嬉しそうに乗るべきホームまで案内してくれた。窓から人は入ってくるからこの席じゃないほういい、とかスリリングなアドバイス付

固い木のシートにビニールの三等車。あまりの暑さに目の錯覚でまわってないようにみえた扇風機は全稼働中

彼が車外へ降りたと同時に、ガタンと前触れもなく列車がうごきだし

すべてかんぺき!うごけば風も吹く

外をぼうぜんと眺める。は。右手にはずうっと握りしめてたあのおしゃんカフェからテイクアウトしてきたラテ。ぐいっと飲む。うめー涙 てあれ全然おいしくなかった

そのラテの半値で、いや真夜中の渾身の予約ももパァになった一等チケットの1/20値で、私は南へ運ばれてる。

あーあ、きづいた、これも無意識で私、したかったことなのかも

冷房ききまくりのクールな一等席より、となりのおばちゃんとピーナッツも互いの汗もシェアしながら生ぬるい風で乾かしながらの、そっちを旅したかったのは、わたしだったのかな!? 途中空いてきた席で寝転んでたら見事に左がわだけノミ?ダニ?にやられてて!

ぎゃーやだーていいながらも、本当はこの定番もしたかったのか、じぶんに問う
いや痒くて眠れないのは望んでませーん

どこまで(無意識の)期待に忠実にインドは”予定”を変えてくれるのだろう。

ここでは1日が日本の1ヶ月みたい。

夜風も変わらずぬるいまま、暗闇のヤシの木の合間に現れる民家の光。かんぺきをありがとう❤︎ 彼らのしあわせも祈りたい気分

なんつってたのに、インドはまた切り返してくるからこまる

次回、予約したホテルは存在しなかったin真夜中 編につづく




〜アーユルヴェーダのある暮らし、まずはここから、まずはヨガから!〜
YOGA HERE 主宰JJ Nao
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