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週末は都内近辺の、昭和歌謡と煮込みが似合う大衆酒場を巡る旅を続けている「お遍路さん」で…

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週末は都内近辺の、昭和歌謡と煮込みが似合う大衆酒場を巡る旅を続けている「お遍路さん」です。

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  • おっさんずLIFE

    人生の黄昏時に差し掛かりましたが、決してまだまだあきらめないおっさんのつぶやきです。

  • シミジミdrinking ポツポツdrinking

    昭和歌謡が流れて、ひとりポツンとくつろげる大衆酒場を探しに、お遍路を続けています。

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ドゥドゥッビドゥドゥットゥビドゥビドゥバー

 女性歌手のヒット曲をカバーした、徳永英明の「vocalist」シリーズが大好きで、1〜6までの全てを購入し、スマホに入れてウォーキングのお供にしているのです、古い話で恐縮ですが。  女性歌手の往年のヒット曲がお色直しされ、徳永英明のハイトーンなハスキーボイスによって全く違う味わいの一曲に生まれ変わった名盤。  以降、「卒業写真」も「ハナミズキ」も「M」も「やさしいキスをして」も、カラオケで歌うときは徳永バージョンで歌い悦にいっている私です、キーは4つほど下げないと歌えま

    • ワンオペ居酒屋を考えてみる

       家までのワンクッションでちょいと一杯、を楽しみにしている小市民(なんて決めつけて失敬)、御同輩にお聞きします。 「ワンオペでやってる立ち飲み屋の主人って、もれなく無愛想じゃありませんか?」  まあ、私が暖簾をくぐったワンオペの立ち飲み屋なんて、全体の1%にも満たないと思うので、なかなか性急な物言いなのかもしれませんが。  でも、「せんべろnet」なる、大衆居酒屋の紹介サイトで、「んー美味しい!安い」と紹介文に乗せられて足を伸ばしたワンオペ酒場の、ほぼ100%が「最低!

      •  やたらと言葉を略したがる昨今の日本人でございますが、ワタクシの旧式コンピュータはその辺りを学習してくれず、一切アップデートしてくれないのです。  って言うか、調子に乗りやがった若い奴らは(いや、時代に精通しているつもりのオッサン、オバチャンもそう)、えっ、そんな言葉も略しちゃうわけ〜? と、なんでも片付けたがるこんまりの如く、テキパキテキパキ言葉を略してくださるわけなのです。  しかし、せっかく時間の短縮のおつもりで略した言葉も、こちとら昭和のコンピュータでございます。

        • 江戸しぐさと河童

           雨の日、傘をさしていて、人様ととすれ違うとき、どちらともなく傘を傾けたり、高く掲げたりして、傘が他人に当たらないようにする心配りの「傘かしげ」。「江戸しぐさ」と言う、日本人のとても素敵な、暗黙のマナーだと思ったりします。  しかし昨今、こうした粋な振る舞いを理解しない輩が増えて来たような気がしてたまらないのです。  どうしてなのでしょう。  吉田沙保里が、なぜ霊長類最強女子としてでなく、美人さん枠として洗濯洗剤のコマーシャルで余裕の笑みを浮かべるのか、本人はどういうつ

        ドゥドゥッビドゥドゥットゥビドゥビドゥバー

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        記事

          孤独の人 〜異人たち〜

           敬愛する山田太一先生原作、大林宣彦監督の映画「異人たちとの夏」が、舞台をロンドンに移しリメイクされたということで、こりゃ、もちろん行くっきゃないっしょと、犯罪蠢く(笑)歌舞伎町トーヨコ近くのTOHOシネマズにやって来た私なのでした。  日本版は昭和の浅草の雰囲気がよく出ていて、なんといっても片岡鶴太郎と秋吉久美子の演技が素晴らしく(評論家に言わせたら、風間杜夫の演技こそ素晴らしかった、ということでしたが)、ストーリーはともかく、郷愁、それがこの映画の一番の魅力だったような

          孤独の人 〜異人たち〜

          孤高

           胃の辺りの激痛が、抗生物質を処方されても一切良くならず、大病院への紹介状をいただいて、ドキドキしながら精密検査を受けたところ、なんと尿管結石が原因だったり(ホッ)、桜が満開であろう日を狙って浅草のお店を予約したのだが、今年は開花が遅く、隅田川の桜は0.5分咲きだったりと、なかなか情けない2024年の春を過ごしているワタクシ、です。  まあ、昨今は何か文章を書いて投稿したところで反応も薄く、こんな還暦爺の日常など誰も興味などない、って話なんでしょうが、っていうより、どんどん

          私のバカ痛い史

           これまで、切った転んだぶつけた等のヘマは数知れず、長く生きた分だけたくさんの「痛い」思いをしてまいりました。  残念ながら出産の経験はございませんが(当たり前だ)、男性でも出産の痛みと同じくらいの痛みを感じることができるという(なんか形容間違ってますけど)尿管結石は経験しておりますので、まあ、痛みのプロと言っても差し支えないのではとも思っております。  骨折も経験しておりませんし、入院するほどの大きな病気も経験しておりませんので、へなちょこのペーパードライバーみたいなものか

          私のバカ痛い史

          勘違いと思い違い

           私が、大谷亮平という役者さんはEXILEのメンバーであるとつい最近まで思い込んでいた、という話はご存知だと思いますが(えっ、知らない? どうも失礼いたしました)、これだけ長く生きておいて、全然知らなかったとか間違って思い込んでいたとか、まだまだあるなあと、これからも長生きしようと思った次第です。  長生きしても、もう何も覚えることはできなくなっていた、となったら意味はありませんがね(苦笑)。  いや、先日、「セキセイインコ」をずっと「セキセインコ」だと思い込んでいたとい

          勘違いと思い違い

          カリスマさん

           新年早々、大変な災害、事故が立て続けに起こり、浮かれた気分が一瞬のうちに吹き飛んでしまった感のある2024年の幕開けでした。  なんだかふざけた文章を書く気が起こらずだんまりを決め込んでいましたが、復活です。  とにかく、一刻も早く日常が戻ってくれることを祈るしかありませんね。  芸能界しかり、スポーツ界しかり、かつては「カリスマ」としてもてはやされた方々が、一瞬のうちにその評価、印象が180度変わってしまったという案件が続いています。  スポーツ界のあの方について

          カリスマさん

          わらいのはなし。

           昔、吉田戦車の「伝染るんです」が流行っている頃。  同僚とのランチ時、店に置いてあるスピリッツを一心不乱に読み、毎週毎週キャッキャと笑っていたところ、当時の上司(40代半ば)が「そんなに面白いマンガなら、自分も読んでみたい」などと仰るものだから、あの、伝説のふざけきった作りの単行本第一巻(知ってる人なら知ってると思うので、詳細は省略)を貸してあげたのですが。 「ごめん、何が面白いんだか全然分からない」  と返却され、昨今の若者の笑いに一切ついていけない自分にショックだっ

          わらいのはなし。

          面白い人生

           まったくもって器用に生きられず、人生のレールを踏み外し、右往左往しているうちに「おじいちゃん」になりつつある、自称「さすらいの大衆酒場ハンター」こと、私であります。  若い頃、「他人と同じような人生を歩くなんて、真っ平だね。あの、リクルートスーツを着て集団でオリエンテーションを受けるなんて、考えただけでもゾッとする」などと嘯いたこともありましたが、自分はそういうことを拒否しているのではなく、ただただできないだけであって、じつは、そういう普通の、レールに乗った人生を全うする

          面白い人生

          タイは今日も暑かった

           仏教と渋滞の国(笑)、タイに行ってきました。  11月からは、タイは「乾季」に入り、だいぶ暑さも和らぎ雨も降らないという触れ込みだったのですが、やはり今年は日本同様、夏がずいぶんと長居してくれたようで、スワンナプーム空港からホテルまでのバス移動中、ものすごいスコール!の大歓迎でした。  そして見たことのない、まるで打ち上げ花火のような雷のラッシュ。赤道に近いと、雷も様子を変えるのだと、認識を新たにしたのでした。  およそ20年弱ぶりの海外。ですからパスポートも新たに作

          タイは今日も暑かった

          いとしの襟〜

           私共、バブルの荒波を潜り抜けてきた世代にとっては、ポロシャツは「襟を立てて着るもの」なのであります。  流石に小脇にセカンドバックを抱えることはしなくなりましたがね(苦笑)、昨今はそういう着こなしは「古い! バブル! 昭和! オヤジ! 死んじまえ!」と罵詈雑言を浴びせられるのだそうです(それほどじゃないか)。  バブル当時、これでもかってくらいの肩パッドが入ったパープルのスーツなどは着ませんでしたし、ジュリアナあたりで、ワンレンの髪ををかきあげたらどこまでも顔、というよ

          いとしの襟〜

          オッサンの遅い夏休み

           さすがに9月も中頃になればこの酷暑も幾分落ち着くだろうと見越して、涼しくなった「遅い夏休み」を堪能しようと目論んでいたのですが、全くもってそんな「皮算用」は通用しない、2023年の夏、でございました。  自分の誕生日がこの辺りなので覚えているのですが、ここ2年ばかり台風の関東直撃を受けた時期でもあったので、新幹線が止まって駅で立ち往生する姿を全国のニュース番組で晒されるのも如何かと思い、今年の夏休みは「普段はなかなか行かないけど、決して遠い場所ではない土地を日帰りで巡る」夏

          オッサンの遅い夏休み

          立ち飲み道

           中高年にとっての「ディズニーランド」と言っても過言ではない、それは魅惑の「立ち飲み屋」!  気軽にふらりと入店するお客を優しく迎え入れ、安価で美味しい逸品料理、そしてホッピーなどのカジュアルドリンク!  老いも若きも、ニートも社長さんも、ここでは身分も何も関係ないのです。  嫌なことがあっても一杯。  嬉しいことがあったらなおさら一杯。  明日、よりエネルギッシュに活動するための「給油所」、それが立ち飲み屋なのです! (さっきはディズニーランドと形容しておりましたが

          立ち飲み道

          川崎せんべろ隊が行く

          「せんべろ」の虫が騒ぎまして(苦笑)、友人と立ち飲み屋巡りをしようではないかと、川崎の街に降り立ったのでありました。  川崎は知る人ぞ知るせんべろ、立ち飲みのメッカですが、あまり土地勘はなく(友人は川崎在住なのですがね、善良なカタギの店しか知らないご様子なのです。って、これから紹介する店が、輩臭プンプンというわけではありません)、「せんべろnet」なるサイトを頼りに、京急川崎駅近くの、繁華街からちょっと離れた「天下」という、ちょっとイカした立ち飲み屋に潜入。  生ビールは

          川崎せんべろ隊が行く