見出し画像

フイルムコロコロ

写真を撮ることが趣味の一つ。
最近は寒くてあまり撮りに出かけていないけれど。

愛機はFUJIFILMのX-PRO3。
フィルムならOLYMPUSのOM-1。
たまにハーフカメラのEE-3。


デジタルの方が当然便利だけれど、フイルムは不便さが楽しいね。

というかフィルムカメラやフィルム写真以前にフイルムそのものが好き。

あのスコンと手に収まる感じ。
撮り終わってくるくる巻いて裏蓋を開けた時に転がり落ちてくるあの愛おしさといったら。

フイルムコロコロ。
ちなみにフ"ィ"ルムよりフ"イ"ルムの方がかわいい気がする。


意味もなくカバンにフイルムを入れている。
用もなくキタムラに入って余計なフイルムを買っている。リュックにつけたホルダーに入れて満足する。自由が丘にあるmonogramというお店で買ったものがお気に入り。

…というのも数年前までの話。
いつのまにこんなに高くなったのフイルムさん。


もちろん撮る時は撮る。OM-1。
私のOM-1は茶目っけたっぷりの露出計ぶっ壊れ系女子。OM-1のデザインはどこか女性っぽい。

露出計なんて壊れていようが関係ない。体感露出でバシャバシャ……なんてのは嘘です。

バッチリ単体露出計で測ってから慎重に慎重に。

そういえばバシャバシャは違うか。
この子のシャッター音は、カチャンッッ……って感じ。ミラーが跳ね上がって伝わる小さな振動が気持ちいい。

フイルムを巻き上げるのも楽しい嬉しい。
チャキッっとレバーを巻くあの感触よ。
フイルムを確かに引っ張ってるぞ、と感じるねっとりとした抵抗感はとてもイキイキしてる。

そしてカウンターが最後の数字を指して、もう1枚!もう2枚!と頑張ってみるもむなしくレバーが巻けなくなったら、さあクルクルクル。

巻き上げレバーをクルクルクル。

そしてスコンと出てくるフイルム。
入れる前とは違う、確かな情報が焼きついた密度のあるそれ。コロコロ、スコン。

手のひらで転がしたり、ポンポンと弾ませたり。とにかく愛らしい。

さあ今日はどんな写真と出会えるかしら。
現像に向かう足はほとんどスキップしてる。

この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?