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深夜2時30分

■2024年(両親81歳)

1/1 元旦
父 入院4日目

深夜2時30分、電話の音で飛び起きる。

画面にはA病院の表示。

慌てて出ながら横で寝ている二女をまたいでリビングに移動。

聞けば、父がまた血を吐いて心臓の動きが弱まっているのですぐに来てほしいと言われる。

心臓の動きが弱まっている!?!

こんな時間に呼び出しとは、よっぽどの事態なのか?

気づけば昨日は調子が悪く、夕方帰宅してから食べず飲まずで、お風呂にも入らず仕舞いで床に臥せったっきりだった。

しかし、身なりに構っている余裕などない。

とにかく急いで向かわねば。

寝室の扉をそぉっと開け、寝ていた旦那さんに告げる。

旦那さんも驚いて飛び起きる。

とりあえず安全第一でタクシーを呼ぶことにする。

自力で真っ暗闇のなか運転して、道すがらで事故など起こしては元も子もない。

子守を旦那さんに任せ、わたしは着の身着のまま、父のお古の茶色いコートを上に羽織り、家を飛び出る。

表の道路脇でタクシーの到着を待つ間、姉に一報。

2:40
「さっき病院から連絡あって、父さんの心臓の動きが弱まっているからすぐ来てと言われて、今から病院向かうね。どうなるかわからないけどとにかくまずは行ってきます!!!!!」

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