【読書】ノマドライフ(本田直之)
こんにちは。今日も本紹介していきます。
今回紹介するのは、レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長兼CEOである本田直之さんの書かれた「ノマドライフ」です。
僕が働き方を変えたいと思ったときに読んだ本になります。今とは違う働き方を実現したい人にオススメです。
そもそも「ノマドライフ」とは?
ノマド(nomad)にはもともと「遊牧民」という意味があります。一般的には「通常のオフィス以外の様々な場所で仕事をする人」として使われていますね。
しかし、著書の本田直之の考えるノマドライフは少し違います。単なる仕事術ではなく生き方の本質に関わる話と捉えていました。
このように本田さんは「ノマドライフ」を定義しています。
また、このようにも本には書かれていました。新しい働き方を実現するために、今までの常識をリセットする必要があります。「ノマドライフ」を実現するためには何が必要なのでしょうか。
ポジティブディモーション(前向きな降職)
会社というのは出世をすれば給料が上がるかもしれませんが、その分時間もなくなってしまいます。
時間と場所に縛られたくないのであれば、昇進を断って身軽になる選択肢もあります。
ノマドライフは「今すぐ」できない
ノマドライフは今すぐにできるものではありません。本田さん自身、今のスタイルを確立するために15年かかったそうです。
ノマドライフを実現するためには以下の準備が必要になります。
1 ベースをつくる時期(5年)
社会に出た後の5年間は、ベースをつくる時期。
あれこれとつまみ食いをするのではなく、時間とお金を何かに集中することが大切になります。
大前提として、会社をすぐに辞めてはいけません。
2 方向性を模索する時期(3年)
様々なことに挑戦し、独立後の仕事の種をつくることが大事です。
未来のベーシックインカム(固定収入)をつくっていくイメージ。
そもそも「本業」などなくていいというのが、本田さんの考えです。「仕事は一つ」という思い込みを捨てましょう。長期的な視点で複数のビジネスをやってみれば、そのうちどれかが育ってきたりします。
3 未来につながる実績を残す時期(5年)
ノウハウを完成させて、成果を上げる時期。
とびぬけた成果を出すこの時期は仕事に集中し、濃密に働くことが必要です。
4 転換期(2年)
ライフスタイルをブラッシュアップするべき時期。
デュアルライフのリサーチをし、人脈をつくる必要があります。
5 実践期(5年)
働き方、暮らし方のノウハウを完成させる時期。
6 シェアの時期
ノマドライフを選ぶ仲間を増やすためにノウハウを伝える時期。
人によっている時期は変わると思います。いずれにしても大切なのは、長期的視点をもち、今の時期にふさわしい行動をすることだそうです。
ノマドライフに向いていない人
ノマドライフに憧れる人は多いかもしれませんが、本の中には向いていない人の特徴も書いていたので自分が当てはまるかどうか見てみましょう。
・絶対に今の年収を減らしたくない人
・同時に複数のことができない人
・すぐに結果を求めてしまう人
・時間給的な仕事しかしたくない人
・ちょっとしたトラブルでお手上げになる人
仕事と遊びの垣根をなくす
時間の効率性を最大限に高めたいなら、仕事も遊びも一緒にしてしまうことが大切です。
「趣味を仕事にしよう」「好きなことを仕事にしたい」というのは少し違うそうです。
あくまでも仕事と遊びの垣根をなくすという考えが大切になります。
ネオシンプル思考をする
モノにこだわり生活水準をあげるほどノマドライフで自由に生きるハードルは高くなります。
必要最低限のモノをフル活用し、自由でしばられない生活をする考えが大事です。
ネオシンプルは、「モノがなくても我慢して生きる」「少ないお金で生活する」というモノではありません。
持てるけれど、持たないという価値観がネオシンプル思考です。
「自己責任思考」をもつ
ノマドライフを実現している人は、何が起こっても自分の力でやっていける人です。
なにかあったときに、他者に原因を求めてはいけません。
答えをすぐ誰かに求めてしまう人はいるかもしれません。自分で調べて、自分なりに基礎知識をたくわえたうえで人に聞くことが重要です。
ノマドライフとは、心のあり方である
「ノマドライフに興味はあるけれども、自分にできるのか不安だ」そういう人もいるのではないでしょうか。僕自身も、正直不安だらけです。
不安とはそもそも、わからないものや未知なるモノに対して抱く気持ちだそうです。わからないものは理解しにいくことが大切でしょう。
この本を読んで一番心に響いた文がこちらになります。
確かに教員を続ければ毎月給料が入ってきて安心だったかもしれません。
しかし、「このままでいいのだろうか?」という不安があったからこそ教員を辞める決断をしました。
もちろん上手くいかないことはあるだろうし、失敗もたくさんするでしょう。
自分の選択を蔑ろにしないためにも、小さなことから行動していきたいです。
今の働き方を少しでも変えたいという人は、こちらの本をぜひ読んでみてください。
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