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先入観による思い込みは信頼できない
私の性格は、マイペース。スピードも大事だけど質を重視したい派です。遠回りしたい派。
だから、患者の容態の変化が良くも悪くも激しい急性期病棟は向いてないと勝手に思い込んでいた。
今までは慢性期病棟で看護師として働きたいって思ってた。慢性期は継続的な治療を必要としている患者さんが入院しているので、急性期に比べて容態の変化的なのは少ないイメージ。イメージね。
そしていよいよ迎えた慢性期病棟実習。
しかし、身体的な痛みだけでなく精神的な痛みに苦しむ患者さんを見て「なんでこの人こんな思いまでして生きてるの?」と疑問に思う日々。
病気で苦しんでる方たちの力になりたいという思いはありつつも、それとは裏腹にこんな感情を私が抱いていることに違和感を感じていた。
まだ看護師になったわけでもないのに「やっぱ看護師向いてない」と勝手に一人で落ち込む。
特に生理前は落ち込みやすい。生きることの大変さと、生命の尊さをひしひしと感じる。
令和は色々と便利なグッズが普及していて、モノに頼って生活できる。けど昔の人たちは、私たちが今モノに頼っていることを自分達でやっていたんだなと思うと、さらに尊さが増す。
それもあって、私たちが知らない時代を生きてきた高齢者の患者さんや、
患者さんの対応で忙しいはずなのに、その時間を縫って学生指導をしてくださる指導者さん(看護師さん)にはなんだか申し訳なくて。
私なんかが、こんな素晴らしい方に手を加えて(患者さんにはケアを、指導者さんにはフィードバックを求める)いいのかってね。気疲れしちゃう。
話が逸れてしまった。
タイトルにした、先入観による思い込みは信頼できないについて書いていこうと思う。
今急性期病棟で実習してて、正直な話、
これまでの実習の中で1番やり甲斐を感じられている。
自分から「もっと勉強したい」という感情になっていてとても驚いている。
何事もやってみないとわからないものですね。
慢性期の実習では「病と付き合いながら生きる」ことに対してジレンマを感じていた私だけど。
急性期の実習で、患者さんが「元気になっていく」「元の生活を送ることができる状態に戻っていく」過程に関われることも知った。そして、その一連のプロセスに面白みを感じている自分がいることも知った。
一昨日まで、術後の体力低下でぐったりしてた患者さんが今日は歩いて笑顔でお話してくださって。
看護師さんと洗髪の援助に入って、患者さんの頭ゴシゴシしたら「さっぱりしました!ありがとうございます」と。
こんなに「ありがとう」が沁みることある?なんだかグレーだった私の心が、患者さんのその一言でオレンジに変わりました。
今はまだ急性期の実習の途中で(土日なので休み。ほんのちょっとだけ平日より余裕がある)まだ学びきった状態ではないけど。
急性期の看護、面白いなって感じた。
病棟も手術室も。
やっぱ看護が好きなのかもしれない。
私にこの感情を持たせてくれた患者さんと指導者さんに感謝です。
残り1週間。このご時世の中、貴重な病棟実習に参加させていただいてるわけだから
眠くても体が怠くても早起きと満員電車が辛くても。
1番大変で頑張っているのは患者さんなんだってことを忘れずに実習に臨んでいく。
先入観による思い込みは信用できない
ということを学んだ話でした。
新鮮学びたてホヤホヤです🧖♀️
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