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詩|小粒

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前書き
余白を設けた方が、誰かの居場所を作ることができる。短文で、説明しきらない不完全さという形式は、僕には愛に思える。植えつけられる価値観よりも、植えつけていく価値観に。
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大衆の中の個性が色を作った
傘が広げられ 音さえも違う
タバコの煙 空き缶の潰れる音
アスファルトの渇きは 雨が満たしてくれるだろう
人の心はどうだ

色があふれ過ぎて何も見えない
同じ色を毛嫌い 同じ色に同調する
矛盾を抱えた命だ それが普遍
空の曇りは いつからか

葉のざわつく音 風の匂い
愛を叫ぶ無言
空間に渦巻いた 誰も気づかない

さてはお前の仕業 いえ君のそれ
お粗末さま 愚かな者の戯れ
それが普遍 それこそが

濡れた髪の繊細さ 労わるように
熱を与え続けた 逃れるように
側から離れることが 不得意なだけ
明日が 今日も待っている

探し求めている

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いわゆる、駄文