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「黄身の魔力」と「ウニの夢」

『あぁー!良い!イイ感じですヨォー!
こっち!視線くださーい、はいぃ!

ウワッ、はらぺこ殿方、根こそぎ腰砕け!
テカってるぅ!すごくイイよ、黄身ッ!!』


と言うことでね。

こんなに「あざと美味しそう」な親子丼が目の前に現れたら、誰でもスマホ構えちゃいますよね。ほとばしる「映え」。金メダル。エレーナ・イシンバエワ。

だいたい、黄身をポテっと真ん中に置くと言うのはね、これはもう反則みたいなものですよ。無条件に目を奪われますもんね。

海岸線をゆく車内にてトンネルを抜けた先、千々に輝く水平線の彼方に沈む黄金色の太陽のような、フォトジェニック。いや、それは言い過ぎか。

でも見た目の破壊力、インパクトを重視するあまり「素材」や「味の感じ」がおいてけぼりになってやしないかと心配ですよね。

ハーイ注目!!霜ふりの「和牛ロース」の上にたっぷりの「生うに」!どうですか!すごいでしょ!この、映え!!

とか言われると「和牛ロース」や「生うに」の気持ちが気になってしまいます。

『なあ大丈夫か?うに。おまえ、本当は酢めしの上に乗りたかったんじゃないのか?軍艦巻きとかさ、、、え?お肉の上に乗ることが海の時からの夢だった?』


あ、大きなお世話だったみたいです。



さて、与太話もほどほどに。
トップの親子丼ですがこちらは博多の水炊き専門店「とり田」本店さんのランチで食べることができる親子丼です。

さすが鳥料理のプロフェッショナル。博多の「鳥レベル」の高さをまざまざと見せつけるおいしさです。

お近くにお立ち寄りの際は、ぜひお試しください。
(言い忘れましたが、ここの唐揚げ定食も「絶品」です。)


それでは、また明日。

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