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「ぶどう」と「オジン」

「へぁー、平成8年生まれ!ホァー若いねえ、ヤングだね。よっ若ッ!え?ボク?ああ、1985年よ!昭和60年!乙の丑よ!」

若者との何気ない会話の僕の発言。
あとあと考えてみてゾッっとしたんですよ。

令和の世を生きる若者である彼からすると昭和生まれの僕って『令和→平成→昭和』年号ふたつ分、昔の人間になる訳ですよね。これってもしかして、けっこうな『古い人間』と思われている可能性あるな。って。

だって、平成の若者であった僕に置き換えてみると、ふたつ前の年号って『平成→昭和→大正』ですからね。『大正』って。デモクラシー。モガ。モボ。とか。日本史の授業の世界じゃないですか。

彼が心のうちで、

『ヤ、ヤング?若、、?何を言ってるんだこのオジンは。本気で意味がわからん。触らぬ神に祟りなし。適当に返事してほたっておこう。』

と、思っていてもおかしくないように思われてくるのです。(オジンも古代語か。)


そういえばちかごろ、流行の音楽やファッションに全く反応を示せなくなってしまったし、最新機器と意思疎通が取れない機械オンチになったような気もするんですよ。たぶんスマホの機能は14%くらいしか引き出せていないと思う。(iPhoneの説明書はどこだ。)今に映りの悪い液晶テレビを叩き始めるかもしれません。


全く、時の流れというのは残酷なものですね。まあ、いいんですけどねオジンで。愉快なオジン。響きもタジン鍋みたいだし。結構じゃないですか。モロッコ風オジン鍋。オジン弁当。オジントニック。



さて、与太話もほどほどに。
トップの写真はデラウエア。夏の果実「ぶどう」です。(見ればわかる。)瑞々しく美味しい。皮の渋みがさっぱりして全くもって良い。

フレッシュ系のチーズと皿に盛って、オリーブオイルでもかけて、ワイン飲みたくなってきます。


紀元前8000年の昔より変わらず人々に愛され栽培され続ける「ぶどう」の魅力には学ぶべき姿勢があるはずと、今朝はぶどうを睨み続けていたのです

いや、ヒマなわけではないですよ。早起きなのです。オジンなので。

それでは、また明日。

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