デジタルネイティブ世代の好きなものに対する[価値観]や[消費]
こんにちは、YNGpot.(ヤングポット)です!
YNGpot.では先日「コロナ禍におけるデジタルネイティブ世代の消費・価値観に関する調査」を行い、プレスリリースを発表しました。
今回はプレスリリースでも触れた「デジタルネイティブ世代の好きなものに対する価値観や消費の傾向」についてご紹介していきます。
デジタルネイティブ世代は、「好き」をつかって「個性」を表現
デジタルネイティブ世代にとって、好きなもの≒自分の個性・アイデンティティを表現するものと同義です。
インターネット上で誰とでも繋がれるからこそ、同質化していく人間関係の中で自分の個性はとても重要で、好きなものは「自分の中で満足する」だけでなく、「それをどう表現するか」「周りにどう見られたいか」まで考えています。
「サブカルチャー」や「オタク」の概念は、自分の個性に変化
10年程前まで、若者の好きなものはメインストリーム(王道)とサブカルチャーに分かれており、サブカルチャーが好きな人は少数派・ニッチな存在でした。
ところがミレニアル世代にとって、それらは混在しており、もはやサブカルチャー≒少数派・ニッチという位置付けではなく「個性」と捉えられています。Z世代においてはその傾向がさらに強く、今後はメインストリーム⇔サブカルチャーの垣根は低くなり、「自分が何を好きなのか」が重視されるようになっていくでしょう。
また、「好きなものに熱中・没頭している人」は「オタク」と呼ばれ、なんとなく敬遠されるような少数派の若者たち(あるいは若者以外も含んだ)存在でした。
しかし今のデジタネイティブ世代にとってはオタクも1つの個性。積極的にオタクであることを発信・体現する人も珍しくはありません。
デジタルネイティブ世代の消費は二極化
「好きなもの」への態度が変わり熱量も高まっているのがデジタルネイティブ世代ですが、YNGpot.の調査からはその消費傾向―費やす”時間”や”お金”にも特徴が見えてきました。
それは、好きなものや自分の趣味にはお金や時間を惜しまず使う一方、生活必需品には労力をかけず、モノによっては中古品でも構わない。というスタンスに二極化しているということです。
1.好きなものに対する「熱中消費」
→いろいろ調べる・時間も割く・お金もかける
2.好きなもの以外の生活必需品などに対する「コスパ消費」
→労力かけない・お金はかけないけど外さない
このうち「熱中消費」について詳しく見ていきましょう。
熱中消費には、6つのモード(クラスタ)が存在
「熱中消費」と一口に言っても、熱中の仕方は様々あります。
調査からは6つのクラスタが浮かんできました。
以下の2つの視点で軸を切っています。
・情報接触の形:主に「取得」か「発信」か。
・消費の仕方 :「自己完結型」か「積極共有型」か。
例えば、
刺激中毒モード(左上):熱中対象に関する情報はどんどん取り入れたい。自分が熱中していればそれで満足。
同士探索モード(右下):熱中対象に関して自ら発信したい。ひとり言としてつぶやくのではなく、シェア・拡散したい気持ちが強い。
のような違いがあります。
各モードの特徴や熱中している対象については、次回以降深掘って解説します。ぜひ、次回の記事もよろしくお願いします!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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