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子育てにも使える褒める技術
はじめに
「褒められたい!認められたい!!」
そう思う時ってありますよね。褒められて人から認められたい。これはまさに承認欲求そのものと言えるでしょう。インスタやTwitterでいいねが欲しくて映える写真をアップするなど、私たちが普段何気なく行っている行動ひとつとっても承認欲求につながることが実に多いものです。
7つの欲求
仏教の開祖であるブッダ(釈迦)。ブッダは7つの欲求(生存欲・睡眠欲・食欲・性欲・怠惰欲・感楽欲・承認欲)
についてこう考えていました。
「苦しみのない心」を人生の目的とする以上、「反応して心を乱されることは無意味である」
すなわち、この合理的態度からわかるように、欲に反応しない、相手に反応して心を失わないことが勝利なのだと考えたのです。
承認欲求
先にブッダの思想についてご紹介しましたが、釈迦は生まれて5秒で7歩歩いて「天上天下唯我独尊」と言ったそうです。
承認欲求というのはそれだけ強い欲だということですよね。ちなみに天上天下唯我独尊というのは「世界で一番俺がすごい」という意味ではなく、「みんな尊いんだよ」という、世界に一つだけの花的な意味らしいです。諸説はありますが。
人は承認欲求が強い生き物です。冒頭にも述べましたが認められたい、褒められたいと思うものです。だったら、
褒められたいならまず褒めましょう!
これは仕事や子育てにも使える技術として知られています。ABAという言葉を聞いたことありますか?
ABAとは応用行動分析のことで、発達障害を持つ子供の子育てなどに用いられますが、それだけではなく仕事にも使えると言われています。
ABA 〜応用行動分析〜
これは、アメリカの心理学者バラス・スキナー氏によって体系化された行動分析のひとつです。
簡単に説明すると、
① ~の時に
② ~をすれば
③ ~となる
という3つの枠組みで行動を三項随伴性として理解することです。今回の動画では③を「褒める」という言葉でを固定しました。
例:
①テーブルが汚いときに
②テーブルを拭けば
③褒められる
結果に対していいことをどんどん与えていくのが良いでしょう。では、具体的にはどんな行動を取るのが良いのでしょうか。
具体的な行動
①60秒以内に褒める
自分の行動や言動を60秒以内に評価されると行動が強化および弱化される
早ければ早いほどその前の行動が強化される
例1
上司「2年前の寒い冬に仕事で困っていたときに助けてくれてありがとう」
部下「…。」
例2
上司「半年前の遅刻の件、どうなってるの?」
部下「…。」
上記2つとも意味ないですよね。1秒でも早いほうがいい。その行動に対してすぐに褒めるといいでしょう。
②段階的に褒める
小さな目標を褒め、その積み重ねを促す。
例
掛け算の1の段を褒める→2の段を褒める ※3の段が出来ると2の段は褒めない
ステップを1段上がったらその前のステップに関しては褒めない
ただ、つまずくことがある場合は目標を下げて、できたことを褒めてあげてください。
③褒めて終わる
ポジティブな感情で終わらせる。叱られて終わる一日はつらいですよね。叱ったら別のタスクを褒め、次の日の活力になるように褒めて終わることが大事です。
まとめ
いかがでしたか?少し難しいと感じたかもしれませんが、承認欲求を満たし、活力とするには成功体験の積み重ねが大事ということです。小さなことでも出来たことを褒めてあげる、それが自信に繋がり次のステップへ進むことができると思います。是非、試してみてください。
また、皆さんからのリクエストもお待ちしていますのでコメント欄にご記入頂けますと幸いです。
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