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アメリカ旅行記【最終日】〜ハワイでのトランジット、旅の総まとめ〜


このシリーズは、11月末から12月頭にかけて行った、ニューヨークとロサンゼルスの旅行記です。
旅行の日程、一日ごとに記事を連載していきます。

↓↓↓前回の記事はこちら↓↓↓

※2023年11月下旬~12月上旬時点での情報です
※旅行中、1ドル=147円まで下がりましたが、記事では分かりやすさ重視のため、1ドル=150円で計算します



【11日目】

ダイヤモンドヘッドの近くで日の出を見る

5:30起床。ワイキキビーチで日の出を見るために早起きします。

いよいよ日本に帰る日。
ハワイから関空に向かう便が出る○時までのわずかな時間を楽しみます。

ビーチに向かう
空の色がいい
もうみんな泳いでる

近くにあるダイヤモンドヘッドという火山から現れる日の出を見るために、朝早くから観光客が集まっていました。

あれがダイヤモンドヘッド。
なんか結婚式?みたいな集団がいた
桟橋
ここでみんな日の出の瞬間を待つ

カメラを向けながら待つこと数十分。
7時半頃、素晴らしい日の出を拝むことが出来ました。

おお
おおお
おー!きれー!

まぶしい太陽が海面に映り、キラキラと光を放っています。
徐々に明るくなる世界で見る景色に、あまりにも贅沢な気分になりました。

「ハワイで日の出を見る」という最高の体験が出来て大満足した後は、ホテルをチェックアウトし、朝ごはんを食べに行きます。

反対側。すっかり朝


朝ご飯を食べて空港へ

オアフ島を走る路線バス「The Bus」に乗り、目的のお店まで向かいます。
ネットで見た誰かのブログによると、「キャリーケース持ちこみ不可」と書いてありましたが、全然何も言われませんでした。
NYとLAの旅の中で神経が図太くなり、「なんとかなるやろ精神」が強くなったと思います。笑

The Bus
アラモアナショッピングセンターを通過

特にアナウンスなどもないアメリカのバス。
車内に出る表示を頼りに降りないといけないので集中が必要です。
そんな中でも、なんとか無事到着しました。

LAやNYと違い街がきれい
カフェ発見
「ARVO」
ヌテラが塗られたトーストにイチゴとバナナ。
$11(約1,650円)

その後、Uberでタクシーを捕まえ空港まで。
もろもろの手続きを済ませ、13:35発の関空行きの便に乗ります。

ダニエル・K・イノウエ国際空港
とにかく広い
搭乗口までめっちゃ歩いた
チャイニーズ中庭
ラウンジで飲んだライオンコーヒー
これに乗って帰る
さらばアメリカ
機内食のやきそば


約10時間の長旅を終え、19:00無事関空に到着。
移動を含めると13日間の旅が終わりました。


《アメリカ旅行の総まとめ》

それでは最後に、今回のアメリカ旅行で感じたことや、NYやLAの旅行を考えている方へのアドバイスなどを書いていきたいと思います。


★旅行にかかった費用

2023年11月23日から12月5日までの旅行でかかった費用の総額を発表したいと思います。
極力がんばって記録したつもりではありましたが、途中抜け落ちてしまっているものもあるので、大体の金額ではありますが発表します。


<航空券>
関空→NY 97,620円
NY→LA 22,810円
LA→関空 97,290円

=1人 217,720円

<ホテル>
NY4泊 40,500円
LA4泊 27,000円

=1人 67,500円

<雑費>
170,000円
(食費、お土産、交通費、ESTA、e-sim、保険なども含め)

合計 1人 455,220円


結論
頑張って食費・交通費を抑えれば、1人50万円でアメリカに行ける!」


いや~、、以前を知らないので何とも言えないですけど、この円安と物価高の割には頑張った方ではないですかね。。
地下鉄移動と、レストランを全然利用しなかったのが大きかったと思います。

ちなみに、旅行記ではあまり触れてはいませんでしたが、アメリカでは州や市独自の税金がかかってきます。
今までnote上に書いてきた金額は全て税が入っていない額でした。

実際、ご飯とかお土産とか基本税抜きでの表示なので、いざ会計したら「まあまあするやん!」の連続でした(NYで8.875%、LAで9.50%。なんやかんや日本の消費税の方が高い)。

物の値段は決まっているけど、都市によって税率が違うので、おそらくそうしているのかなと思います。

とにかく、アメリカでは税金も頭に入れて買い物しなくてはいけないです。



★NY、LA旅行を考えている人へアドバイス

●車がなくてもなんとかなる
今回、レンタカーなどは利用しなかったですが、まあなんとかなりました。
というかNYは街全体がコンパクトな上に、地下鉄が発達しているので、車を使わずともどこでも行けました。

LAに関してはとにかく広いので、「あったらいいな」と思うこともありましたし、もしレンタカーだったら、マニアックなスポットも細かく回れるだろうなと思いました。
ただ、今回僕が行ったような定番スポットは、地下鉄とバスがしっかり抑えているので、なくてもなんとかなります。

タクシーも数回しか利用しませんでした。
費用を抑えたければ、公共交通機関を駆使して、NY、LAを楽しんでください。

当たり前っちゃ当たり前ですが、移動手段の比較表を作ったのでご参考までに。

●タクシー
メリット:とにかく速い、荷物運びが楽
デメリット:運賃が高い、ちゃんと着くのか少し不安(Uberなら大丈夫)
●地下鉄・路線バス
メリット:とにかく運賃が安い、地図や路線図さえ見れば確実に行ける、土地勘を身につけられる、街の空気を味わえる
デメリット:時間がかかる、めっちゃ歩く


●最新の情報を調べておくべき
事前にネットやガイドブックで調べてはいましたが、それでも実際の情報と違うことはたくさんありました。
特にモノの値段。地下鉄やバスなどの運賃は違うことが多くて、調べた情報より高かったです。

ご飯の値段も上がっていて、物価高により、ここ1~2年でもだいぶ情報が違います。
逆にLAの地下鉄の1日券などは値下がりしていました。
なんにせよ、常に「しょっちゅう値段が変わるだろうな」と思っておいた方がいいと思いました。

下調べに関して言えば、ガイドブック『地球の歩き方』は、すごく重宝しました。
特に、LAはNYよりあまり下調べが出来ていませんでしたが、『地球の歩き方』にめちゃくちゃ助けられました。
ベタなスポットを回るコースの紹介や、それにまつわる交通手段もこと細かに書かれていて、基本その通りに回っていました。

とにかく「ベタ」を味わいたい方は、購入必須です(最新版とは言え、やはり値段などの情報は多少違ったが)。

あと、Googleマップは超便利です。Google自体がアメリカの会社だからか、情報がめちゃくちゃ正確でした。
バスの乗換案内とかも的確に教えてくれます。NYもLAも交通局独自のアプリがあるのでダウンロードしましたが、日本語表記のGoogleマップの方が使い勝手が良かったです。

これも当たり前のことを言っているようですが、Googleマップさえあればどこでも行けるということを改めて実感しました。


●節約したければテイクアウト
レストランはどうしてもチップが発生するので、基本レジで受け取るファストフードやテイクアウトで済ませました(レジのタッチ画面で「チップ払いますか?」の文字がよく出てくるが全部無視した笑)。

一度だけチップを払う機会がありました。
テーブル会計でクレジットカードを渡すのですが、そのあと明細と一緒にチップの金額を書く用の紙を持ってきます。
その紙に大体の額を書き、レジで渡しました。
おそらくカードの情報が店側にあるので、あとからチップ分が引かれるというシステムらしいです。
大体金額の20%らしいですが、それ以下のキリのいい額を書きました。

ちなみにホテルのベッドメイクの際は1ドル札を置いてました。

アメリカではチップ文化は付きまとうので、上手いこと付き合っていきたいですね。


●東海岸と西海岸で気候が違う
行く時期にもよりますが、11月下旬のNYとLAの気候は全く違いました。

やはり良かったのはLA。NYに比べ温暖で、日中は過ごしやすかったです。
雨も全く降らないそうで、陽気な雰囲気を味わいたければLAは最高だと思います。
しかし、朝と夜の寒暖差が激しいので、昼に薄着で出かけたばかりに、夜は寒いということが何度もありました。
ディズニーの後半は寒い記憶しかないです。笑

NYの方が「ずっと寒い!」という覚悟が出来ていたので、油断せず厚着で万全のフル装備でした。
なので、意外とLAの方が体調あんまり良くなかったかもです。笑

両都市行くなら服の調節に気を付けましょう。
ウルトラライトダウンなどの収納しやすいライトアウターは持っていくべきです。


●治安が悪いから気を付ける
NYもLAも、噂には聞いてはいましたが、やはり日本より余裕で治安が悪かったです。
街中でも感じることはありましたが、中でもカルチャーショックだったのが地下鉄の治安の悪さです。

特にLAがすごかったです。
運賃の安さもあってなのか、貧困層が多く利用していることが環境面の悪さに繋がっている感じがしました。

何度も書いているように、車移動がメインのLAなので、そもそも日本人観光客は地下鉄を利用しないそう。
旅行中、日本人の姿を駅で見ることは一度もありませんでした。

LAで泊めてもらった知人にも「1年半住んでるけど、地下鉄なんか一回も乗ったことない」と、まあまあ驚かれました。笑


これまでの記事でも少し書きましたが、僕が見た中でも様々なキャラが登場しました。

・ホームでスケボーをやっている若い男(線路に落として自分で取りに行ってた)
・ホームで口でピストル中二病男(みんな近寄らず)
・ホームで空手の型を大声で披露している若い男(ガリガリ白人)
・車内で上半身裸で空中に文字を書いているガリレオ福山男(ムキムキ黒人)
・車内で電話でブチ切れ口論女(Fxxk言いまくり)
・車内で歌って自作のメロディーをスマホに録音長身男(めっちゃいい曲)
・車内で大麻売りさばき男(無視されまくってた)
・車内で靴下売りさばき男(5足セット)
・車内でゴミ捨てまくり不良中学生グループ(ヘリウムガス吸ってんのかと思ったらホイップクリーム)

全て直接的な被害はなかったですし、命の危険を感じたほどではないですが、そのどれもが日本じゃあり得ない光景で、面食らいまくりました。

さすがに電車移動中に仮眠を取れる状況ではないので、長距離移動が疲れます。
なので、そういう環境を避けたければ、レンタカーやタクシー移動をオススメします。
電車に乗るとしても夜は利用しない方がよさそうです。


★アメリカ旅行で感じたこと

タイ旅行の時も思いましたし、アメリカに行っても改めて感じるのは、
「日本っていい国だな~」ということ。

「先進国」のイメージがあるアメリカでさえ、街はゴミだらけですし、路上で人は寝そべっているし、トイレは汚い。
これに関しては、「マナーが悪い」とかいう次元で議論出来る話ではなく、国民性や宗教観が絡まり合っているような感じがしました。
やはり生活する環境においては、日本が一番いいなと毎回思います。

自販機やコインロッカーや公衆トイレを普通に使えるって当たり前じゃないですからね。
LAの駅のトイレを経験できたので、もうどこでもトイレ出来る気分です。笑


地下鉄での治安の悪さばかりをフューチャーしてきましたが、街中も普通に壮絶でした。
前回書いたスキッド・ロウに限らず、LAにはホームレスがたくさんいました。

カリフォルニア州では、州独自で路上生活者の救済にあたっていることから、国中から職を失った人が集まっていて、それがホームレスの増加につながっているそう。その数約7万人(2023年)と言われています。

ある場所ではゴミ箱を漁ってハンバーガーの食べ残しを食べている人もいましたし、ビックリしたのが、通行人が普通に食べ残しのゴミを通りすがりのホームレスに渡している光景。
他にもバスや電車を普通に利用しているところを見かけるなど、良くも悪くも、路上生活者の彼らが社会の前面に出てきているという印象でした。

そして、薬物中毒者の増加も深刻だそう。
電車の中にも挙動がおかしい人や目がうつろな人など、「絶対そうやろ」という人はたくさんいました。

治安の悪化に関してはいろいろ原因はあるでしょうが、やはり貧富の差はすさまじいようです。

深刻な物価や地価の高騰で、家に住めない貧困層が急増しています。
そんな状況を見ると、「税金が高い」などの不平不満が出ている日本ですが、社会保障という面ではアメリカよりも優れているような気がします。
弱きを助けるという社会の仕組みが、日本の方がある気はしています。

大金持ちになるのは難しいけど、ホームレスにもなりにくい社会がいいのか。
それとも、アメリカのような”超”格差社会がいいのか。
なかなか考えさせられますね。


と、マイナスな話ばっかりしてきましたが、勿論アメリカにはいいところもたくさんありました。

一見すると誉め言葉ではないかもしれませんが、大都市NYとLAを見て感じた“アメリカ”を表すなら、

「いい意味でいい加減」

です。

NYでフェリーにタダ乗り出来てしまったり、LAでバスにタダ乗り出来てしまったりと、とにかくみんないい加減。

NYの地下鉄では、若者が改札を飛び越えてるのを近くの駅員が見ても注意しないのです。

そういったことがまかり通る背景としては、「組織」か「個人」かという問題があると思います。

日本であれば、運転手であっても駅員であっても、ルールを守らない利用者に対しては厳しく当たると思います。
それは、会社の人間として、組織の一員としての職務を全うしているからだと思います。

しかし、アメリカの人々は、「まあ、自分には害はないからな~」というあくまで個人主義的な考えを持っているのかなと思うのです。

そう考えた時、「○○は絶対に守らなくちゃいけない」というルール、ある種の強迫観念に縛られている日本人的な考え方を息苦しく感じる人はいると思いますし、自由な考えを持つ“アメリカ的生き方”が肌に合う人もいると思います。

NYフラッシングの家に泊まらせてもらった時の話。
Wi-Fiの工事を何日も前から業者に頼んでいるにも関わらず一向に来ないそう。
それでも友人は「これがアメリカだから」と笑っていました。
それを聞いた時、不便に感じるでしょうが、慣れたら気楽でもあるのかなと思いました。

ルールというものに縛られる社会か、そうでない自由で気楽な社会——。

生活こそしていませんし、2週間足らずという短い間でしたが、現地の空気感に染まり、ルールを少しずつ破っていくことで味わえる、日本では得られない感覚こそが、海外旅行の醍醐味なのかなと感じました。


とにもかくにも、アメリカ旅行は最高でした!
行く前は「アジア人差別とかしてくるんかな、、」とか思っていましたが、基本みんないいヤツでした。

店員はみんな笑顔だし、困っていたら絶対「Can l help you?」って助けてくれます。
ノリもいいし陽気だし、いい加減だけどそれが心地よかったです。

また、チャイナタウンで中華レストランを楽しんだり、NYの路上でハラルフーズが愛されていたりと、人種が入り混じっているアメリカでは、異なる文化をみんなが、「良いものは良い」と共有している感じがして、実際はそうではないにしても、「思っているより世界は平和なのかな」と感じました。

それもこれも、生で見た人間しか感じ取れないことだと思うので、本当にいい経験が出来たなと思います。

今度はまた違う国に行って、実際の状況を生で感じてきたいと思います。


長くはなりましたが、僕のアメリカ旅行記を読んでくださった方ありがとうございました!これが何かの参考になれば幸いです。
また、サポートなどもいただけたら大変うれしく思います!

次の旅行記があれば是非また読んでください!

それでは、また!




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