ライフジャケット。「装備がずっと安全」って訳ではない。

今回は、ちょいと問題提起。

水遊びには大変に心強い安全装備。ライフジャケット。
昨今、ホームセンターやら通販やらでお手軽に手に入るようになり、しかもお値段もお手頃。
そりゃ普及も進んできます。とても良いことだと思います。

が・・・。

じつは何年か前から、こういうのを何回か耳にしたり目の前で見たりしましてね。

「ブチっ!」

って、股がけストラップ(ベルト)やフロントバックルのストラップがちぎれちゃう。

なんてこったい! このライフジャケット!

以前、親子スノーケリングに参加者が持ってきたのがまさにそう。
幸い水に入る前、着用時点でちぎれたもんで、実際に水中でのトラブルにはなりませんでしたが、聞けば「去年買ったやつなんですよぉ」とのこと。
去年は問題なく使えていたと・・・。ひと冬しまっておいて、さあ今年もってタイミングで「ブチっ!」

日なたに置きっぱなしでやけちゃったわけでもないそうで、

というわけで同型をさがして実験。たしかうちの娘用に買ってほとんど使わずお蔵入りしていたのがこれだったはず(一度使った後、しまったまま完全に忘れてた・・・。_|‾|○)。

試しにえいやっと引っ張ってみたら、思いのほか簡単にちぎれました。
四枚重ねて引っ張っても切れたので、使っている最中に切れる可能性は相当高い。(というのが上の写真です)

持った感じで言うと、軽いというか柔らかいというか、ほかのベルトと比べると確かに頼りない感触。

ほかにも、「あ。これ、簡単にちぎれる!」っていうベルトは確かに記憶があるんです。素材的に紫外線や海水などにさらされるのが苦手なものなのでしょうが、リュックかなんか、カバンのベルトで同じような感触のやはりグレーのものだったような気が・・・。

使われる場所さえ選べば安いし軽いし、このベルトでOKということなのでしょうが、ライフジャケットとかの安全装備にこの素材使っちゃダメ。

ちゃんとライフジャケットを安全装備として機能させようとしたら、素材的にどーしたこーした言う前に、そもそもの生地や浮力体、それにファスナーとか使用前にはやっぱりちゃんとチェックしておかないといけません。

ご自宅のライフジャケット。そしてほかの安全装備もろもろ。一度見直してみてはいかがでしょうか?

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