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魚とたわむる・・・。

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20年も前に書きかかったコラム的なものをあらためてさいへんしゅうしながらつらつらっと・・・。 海や自然とこんなふうに付き合えたら良いよなっていう、あんなことこんなこと。
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2018年5月の記事一覧

さかなとたわむる 其の八 脇役?端役?あなたの足元には???

もうだいぶ前の話ですが、コブシメの産卵を観察しに行った時のことです。産卵行動中のコブシメは、非常に近くに寄れるため、人気が高く、じっくりと観察することが多いのです。コブシメはサンゴの隙間に産卵するため、観察は当然サンゴにのらないよう細心の注意を払っていきます。割れるサンゴは皆さん比較的注 意をして下さるのですが、実はこのサンゴの周囲には、ヤギの仲間が非常に多く生えて(?)います。

事前の説明の仕

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さかなとたわむる 其の七 「うわっ!! まぶしいっ!!」

一時に比べると、ダイビングの器材も色々な物がリーズナブルな価格で流通するようになってきました。いわゆる“ダイビングアクセサリー”と言う奴です。当 然、皆さんの中にもいろいろと持っている方もいるでしょう。その中で特に皆さんの手に馴染んでいて、なおかつ使う機会が多いのが、水中ライトでしょう。

最近は、小型化が進み、その性能も、良くなり、光量も大きくなってきています。

で、このライト。確かに水中での

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さかなとたわむる其の六 「やーん!可愛い!!」「いや、それ怒ってるよ・・・。」

クマノミに代表される、フレンドリーな魚たち。彼(彼女)等は、ダイバーが近づくと、逃げるどころかこちらに寄って来てくれます。そんな姿に、「カワイイッ!!」と、黄色い歓声があがることも少なくありません(?!)。と言うわけで、そんなフレンドリーな魚たちはダイバーの人気者なのです。

ところで、彼(彼女)等はどんな気持ちでダイバーに寄って来ているのでしょうか?

一番わかりやすいところで、クマノミを例に話

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さかなとたわむる 其の伍 餌付けってやつは・・・。

最近はちょっとづつ減っているようですが、魚の餌付けをしているところは、いまでも決して少なくないと思います。

と言っている私も、昔は結構やっていました。確かに、水中で餌付けをすると、数多くの魚達が、すぐ目の前まで寄ってきてくれます。が・・・。この餌付けという行為は魚にどのような影響を及ぼしているのでしょうか?

餌付けをする立場としては、すぐに魚と仲良くなれる、魚に餌を与えてあげる(魚の採餌の労力

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