「アロハで狩猟、はじめました」
読書感想。
「アロハで狩猟、はじめました」
百姓としても、猟師としても生きるライターのお話。
実体験に基づいていて、それがなかなか面白かった。
僕は今のところ、農作業にも狩猟にも縁がなさそうな人生です。
本を読んでみると、それぞれの社会のあり方や、
その中での人々の関わりを知ることができます。
古き良きというか、現代では遠ざかりつつあるコミュニケーションの形。
それがまだ生きていることを感じました。
人は交換して生きていく。
猟場の情報や稲作のやり方、対価として渡す獲った肉。
お金ではない関わり方、助け合い。
それぞれが=ではないけど、それぞれが=になる世界。
僕たちも交換して存在している。
仕事と対価として支払われるお金。
買い物や情報、その他のいろいろ。
関わらないと生きていけないのは、人間だから。
人間だからこそ、必要な関わり。
知ろうとしないと世界を知ることはできない。
そんなことばかりを教えられたように思う。
きっと知ることによって考えることが大切。
普段食べているお米や肉や野菜のこと。
目を瞑ってはいけないこと。
生きているということ。
何かを始めてみること。
何かの一歩になるような気がした本でした。
気になった方は是非。
すごく読みやすかったです。
では、また。
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