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おばあちゃんが隣を見ても、目に映るのはおじいちゃんじゃなくてワタシ



今、おばあちゃんちに来ていて
絶賛田舎暮らしをしている

おじいちゃんは去年死んじゃったので
私とおばあちゃんの2人で生活中。


朝と晩のご飯を任されているので
今のところ毎日作っている。
(昼は自由メシです!!!各々食べたいものを食べると言うシステムを採用しました!!)


昨日の晩ごはんのとき

なぜかおばあちゃんが少しだけ不機嫌だった。

ニンジンのきんぴらとか
さやえんどうのサラダとか

割とうまくいって
少し機嫌が良かった私に反して

おばあちゃんは少し不機嫌だった。

その時は
理由もわからず
詮索することもせず、だったんだけど。



さっきも
晩御飯を作ってきた。
(今日もうまくいったよ〜⭐︎)

aikoを流しながら
るんるんと料理をしてたら

あんまり聞きたくない曲が回ってきて、
(Spotify、課金してないからシャフルで流れるの〜)


3年前かな、

出会い系で出会った人と
初めてご飯に行って、

解散した後、
その帰り道に聴いた「aikoの曲」

その方とは、
ランチを食べに行ったんだけど

大変失礼な私は

「なんで私、元カレじゃなくて
 この人とご飯をたべてるんだろ」

とか

「こんな素敵な所、元カレときたかったな」

そんなことを思いながら


隣を見るたび元カレではなく、
違う人が自分の目に映って
何とも言えない気持ちになった。

それがまたさ、その方、
美味しそうにご飯を頬張るもんだから

それ見てまた
虚しさが強くなったのよね。





ねぇねぇ、おばあちゃん

おばあちゃんも
昨日の晩ごはんの時
そんなこと思ってた、?

もしかして
あの頃の私と同じ心境だった、?


いや、ただただ
体調が良くなかっただけかもしれないし
私が作った料理の中に嫌いなものが
本当はあったのかもしれない、


aiko流しながら考えちゃってもんだから

そっち方面(恋とか愛とか)で
勝手に関連づけちゃってるだけなんだと思うんだけど




おじいちゃんが死んじゃってから

やっぱりおばあちゃん、
元気ない日が増えたからさ

そうなのかなって思って。


いつもの机で
ご飯食べて
おいしいねって、隣みたら

おじいちゃんじゃなくて
私がいるんだもんね。

私に限らずだけど。

隣を見て
いつも見ていた人が目に映らない時の
あの虚しい感じ、

どういう表現が当てはまるんだろ

まだまだわたしには言葉にできない。


会いたいね



晩ごはんを食べた後
おばあちゃんは仏間にいって
おじいちゃんに線香をあげていた。



今日は
ご飯食べる前に線香を焚いて
みんなでごはんたべるぞー!!!!!!







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