見出し画像

テンセグリティー

この言葉聞いたことありますか?

テンセグリティー(tensegrity)とは、建築家バックミンスター・フラーにより提唱された概念で、Tension(張力)とIntegrity(統合)の造語。

らしい。

有名な本で『アナトミートレイン』という本で私はその名前を知りました。アナトミートレインは最近よく聞く筋膜について書かれた本です。


検索してもらうといろんなテンセグリティーの構造物が見られます。絶妙なテンションですよね。

蜘蛛の巣を3Dにしたもの的な、、、。


というかテント!


テントって張力でバランスが保たれてますよね。左右の対称性に気をつけて設置すればテントは自立します。


でもその張力を崩そうと、例えばテントの右上をひっぱたとしたら、、、対角にある左下の地面に固定してある金具が抜ける、、、。

このイメージわかりますか?

実際に引っ張ったところ以外に、影響が出るという。



人の身体もそうだよねって話です。



昔までは骨がきれいに土台を作って、その上に筋肉がついて構成される。いわゆる骨模型の上に筋肉がついてるイメージと考えられてましたが、、、

実際は、骨が土台となって支えているというよりも、、、

骨、筋肉、筋膜がそれぞれ張力でバランスをとって支え合って、せめぎあって身体を安定させている。という感じ。


身体にコリや痛みを感じる場合、その部分は被害者(テントでいう地面に刺さっているところ)の場合もあります。

テントに問題が起こった場合、必死に地面に固定しようとしても、右上からのひっぱりと言う原因を止めないとどうのもならないという、、、


膝が痛い場合、悪いのは膝自体ではなく、他の場所が原因なことが多いかも!


例えば、テニスをしている方で左膝を痛めるケース。

右手でラケットを握り、ストローク、サーブをしているとします。右肩の可動域が何らかの原因で狭かった場合、どこかの関節で代償(かばう動き)をしようとします。

その代償の歪みが左膝に来るケースは多いです。


左膝は右肩の犠牲者、、、。

その場合、左膝の治療は大切です。その時痛みのある部分のケアはしっかりしましょう!

ただ治療院に通って患部のケアしてるのに、なかなか良くならない、、、と言う場合、先ほど伝えたテントを必死に地面に固定しようとしているが、根本の原因の右上の引っ張りに対応してないかもしれません。


どちらも必要。


自分の状態がどうなのか正しい把握出来て、対処できる場所を探していただくと良いと思います。


上記に伝えた通り人間は複雑なテンションのせめぎ合いで身体を支えています。長年の生活で培ったこのせめぎ合いを綺麗さっぱり変えることは正直難しいかもしれません、、、。

が、取り組めば必ず身体は変化します。やるかどうかは自分次第!!!


私は肩の脱臼グセあります。昔良くわからず、肩のインナーマッスル鍛えるとか、肩の筋力上げるとやってみましたが、、、。

上記の説明の通り、肩は被害者だということにある時気がつきました。

外れやすくなっていた原因に対処していったら、今は外れることはほぼなくなりまた。ただ、その方法は誰も教えてくれなくて、自分で勉強していく中でたどり着きましたが、、、。


Exercise is Medichine


とまぁキャッチーなフレーズがあります。色んな運動方法ありますが私はやるならこの要素が必要だと考えています。


自分の要望が叶えられる治療、トレーニングができていますか!?


痛み等のある方、諦めずにケアしてきましょうね!

お付き合いいただきありがとうございます。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?