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題... クリティカルシンキングという思考方法があるらしい

◆ ひさしぶりに、すばらしいコラムがありました。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 日本人に足りない「思考技術」を育てる方法は? ⇒ https://bit.ly/3lhturK     <クリティカルシンキングとはよく言われますが、これこそ「答えのない時代」を迎える子供達に欠かせないスキル。フィジカルな接触を避けるのが当たり前になった世の中で、インターネットの情報がもたらす効果は計り知れません。親から子へ、情報の本質について「検証」する方法を教えましょう>     ●ポストコロナで求められる能力    「いかに社会が変化しようと、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題解決する能力を育む。」文部科学省が学習指導要領の理念として掲げている提言です。    クリティカルシンキング(批判的思考)とは、思い込みやバイアス(偏見)を排除して物事の本質を見抜く思考、既成概念にとらわれず自由にアイデアを発想する思考、周囲の意見に流されず自分にとって最良の答えを導き出すための思考技術のことです。     ●米小学校に学ぶクリティカルシンキングの教え方    アメリカの学校では、国語(英語)、算数、理科、社会、全ての教科指導にクリティカルシンキングが取り入れられています。先生が一方的に教科書知識を講義する日本の授業スタイルとは異なり、アメリカでは生徒を能動的にディスカッションに参加させ、気づきと理解を引き出していく授業スタイルが主流です。    アメリカの学校で生徒の授業参加が重視されるのもクリティカルシンキングを鍛えるためです。頭の中にぼんやりと存在している思考を言語化し、他者に伝えることによって「クリティカルに考え、論理的に伝えるプロセス」を訓練しているのです。また他者の多様な思考に触れることによって、自分の思考の偏りや思い込みに気づくことができます。    クリティカルシンキングを教科学習に取り入れることで、機械的に知識を記憶するという受動的な学びから、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題解決していく「能動的な学び」を実現することができるのです。     ●クリティカルに考える力が不可欠    インターネットの世界はクリティカルシンキングを鍛える最適の場です。情報を鵜呑みにせず、正しい判断ができるように、インターネットに潜む「ワナ」や「ウソ」について親子で話し合う機会を持つことをお勧めします。    子どもにクリティカルシンキングを教える基本は、「本当」「なぜ」「誰が言っているの」と、「問い」続けることです。自分の考えを言語化し、他者に伝える経験を積ませることで、安易な思考で答えを出すのでなく、立ち止まって冷静に考える習慣が身についていきます。    クリティカルシンキングは「あら探しの思考」や「あげ足取りの思考」ではありません。課題や目的に応じて情報を選択し、自分の学びや生活に活かすためのポジティブな思考技術です。情報の本質を見極め、積極的に活用する習慣を持つことは、将来、自分の進路やキャリアや生き方を賢く選択していくことにつながります。     ●親子でディスカッションをしてみる    新聞やインターネットの記事を親子で読み、ディスカッションをしてみましょう。クリティカルシンキングを鍛えるには、思考を言語化する訓練が最も効果的です。


◆ 感動するコラムです。

 要は、さまざまな社会現象は“クリティカルにとらえる”ことが大切ということ。[ #クリティカルにとらえる ]
 私はブログなどで、しばしば、“自分は天の邪鬼なので”と言います。これは、“私は、どんなすごい人の意見でも、他人の意見を鵜呑みにしないで吟味する”ということ。
 いちどそこで立ち止まり、もう一度考え直す習慣を身につけることが必要と思います。私のそんな思考方法も、クリティカルシンキングのひとつのパターンと確信しました。
 つまり、“自分で問題をつくり出し、自分で主体的に学んでいく思考方法が大切”だということだと思います。
 難しいことを誰かに教えてもらうようなやり方は、クリティカルシンキングでは無意味です。そんなやり方では、これからの複雑な世の中は渡ってはいけません。
 正しい途に導いてくれるはずの宗教ですら、自分の好き勝手なことを吹聴する世の中です。これは、世界的な傾向と言っていいと思います


◆ 私は、こんな“ものの考え方”に、以前にも出会いました。

 クリティカルシンキングと似た考え方に、私は、40年近く前に出会っています。それは、当時、行政改革などで活躍されていた“土光敏夫氏”のことば。(→ 注1)
 土光氏は、若い頃は技術者だったとか。そして、次には、数々の大企業を経営者として立て直し、最後には国の“行政改革の旗振り役”として大活躍されたすごい人。
 土光氏は、“問題解決”の大切さを私たちに教えてくれました。さらに、“意識して自分で問題をつくっていく姿勢が大切だということも、私たちに示唆してくれました。[ #問題解決 ]
 土光氏は、技術者らしく、実にわかりやすく方程式のようなイメージで問題解決の図式を示してくれました。“問題 = 本来あるべき姿 - 現状の姿 ”という図式です。[ #問題 ]
 私はテレビや本などでしか拝見したことはなかったのですが、コンサルとして、土光氏の“ものの考え方”を、密かに私の先生のように崇めてきました


 蛇足ですが、私が、行政計画策定などで“ビジョン”を強調するのも、これが原点になっています。私流には、ビジョンは、“本来あるべき理想の姿”のことです。[ #ビジョン ]

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●(注1)  問題解決や土光氏のことばなどについては、2019.04.20のブログ 『問題解決には方程式がある → https://bit.ly/2UeKLG2や、2006.08.01のブログ 『問題解決の方程式 → http://bit.ly/2ZmPYgsをご覧ください。

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