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題... 日本人の不思議な感性

◆ 残念なことですが、このコラムの指摘は概ね的を射ていると思います。

~~< 以下 引用 >~~   ■ この20年、日本の平均収入が増えないどころか減ってしまったのはなぜか=中国メディア ⇒ https://bit.ly/3dCOZ3b     日本の国税庁による調査データで、1999年の日本の平均年収が461万円だったのに対し、20年後の2019年における平均収入が436万円と25万円少なくなっていると紹介。   まず1点めは非正規雇用者の増加。非正規雇用者が増えたことで、平均年収の増加が止まったとの見方を示した。   2点めでは、製造業の競争力減退を挙げた。製造業の分野では新興国の追い上げによってかつて日本が持っていた優位性が徐々に失われ、激しい競争に晒されることになった。   そして3点めには、日本人の性格的な部分に言及。日本では「従順」や「忍耐」が一種の教養とされ、給料が上がらないからといって騒ぎ立てれば「他人から無教養な人間だとみなされることになる」。


◆ 私は、そのことを多くの国民が知っているのに騒がないことが不思議です。

 日本人はおとなしすぎるようです。
 私は、常々、まずは“最低賃金”を引き上げることが大切だと指摘しています。何としても、強引にでも、最低賃金を上げてやりたい。[ #最低賃金 ] (→ 注1)
 そうすれば、今では全労働者の過半数を占めている非正規雇用者の“収入の底上げ”をすることができます。[ #底上げ ]
 全体の半数以上を占める非正規雇用者の大半は、実は、最低賃金水準で働かされているのが実態なのです。これは、労働をバカにしている。労働は“奉仕”とは違う。[ #奉仕 ]
 最近では、安い賃金で働いてくれる人が足りず、低賃金労働現場では“外国人労働者”のオンパレードの印象です。[ #外国人労働者 ]
 彼らは、戦前・戦中の“徴用工”のようなもの。現代風の徴用工なのです。これは決して好ましいことではなく、後で、さまざまな問題が多発すると思います。[ #徴用工 ]


◆ 非正規雇用者が増えること自体は、別に悪いことでもない。

 問題は、彼らが二束三文(つまり、現状の最低賃金水準)で働かされている状況。日本の現状の最低賃金水準では、おそらく、生活は成り立ちません
 これは、私がここ数年、派遣として地方の低賃金の事業所などで仕事をしてきた実感。そんなところは高齢者や主婦が多いのでまだいいのですが、若い人なら結婚もできない。
 日本は、少なくとも、先進国中では最悪の最低賃金水準です。[ #先進国中最悪 ]
 ドイツやフランスやカナダなどの、誰が見ても先進国よりも下なのはまだガマンもできますが、韓国よりも下というのでは、ちょっと情けない。
 それでも国民が大騒ぎしないで耐えてくれるのは国としてはありがたいことですが、私は、そんな“政治の無策”に腹が立ってくるのです。[ #政治の無策 ]

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●(注1)  最低賃金をあげることが大切ということについては、2020.01.07のブログ 『最低賃金の大切さ』をご覧ください。[→ https://bit.ly/2YB6WbZ

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