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【オススメ本】数々の先人たちの失敗から成功法則を学べる本

みなさん、こんにちは。
株式会社Liberty 代表取締役の三上結香(みかみゆか)です。

久しぶりのオススメ本ですね。
今回はいつもと違ってネガティブな本を(笑)。
普段はどちらかというと「うまくいっている人の本」を読むのですが、以前先輩経営者の方から、「両極端の意見を取り入れてバランスを取ること」の大切さを学んだので、早速、読書からスタートしてみました。

倒産の前兆 30社の悲劇に学ぶ失敗の法則 (SB新書) 

この本は、倒産した会社の倒産理由をまとめてくれた本です。倒産した理由はまとめられる!立ち上げてまもないベンチャー企業から、100年以上続いた老舗企業まで、うまくいかない理由にパターンがあるということを学べたことが一番の気付きです。

ちなみに、毎日倒産についてのニュースを見ているのですが、1月13日の日経新聞ニュースには、倒産企業件数が、2年連続で前年より下回ったとありました。流行病の長期化により、国や金融機関が下支えをしているとのこと。
とはいえ、図を見ると、毎年恐ろしい数の企業が倒産していることがわかりますね。(下図参照)

この本は帝国データバンクが2019年に発売したものなので、流行病の影響を受ける前のものですから、真に失敗のパターンが学べるのではないでしょうか。
本を読んで、特に私が大事にしようと決めたことを書き留めておきます。

1、誠実に健全に仕事をし続けること

本当は赤字なのに黒字に見せかけたり、実際の債務金額を少なく申告したり、うまくいかなくなったときに「嘘をつく」「偽る」「振りをする」ことを辞めることを決めました。

当たり前のことですが、見栄を張りたい気持ちや、負けたくないという気持ちなどがそれを邪魔して、やっていないのにやっていると伝えたり、本当のこととは違うことを伝えることは、倒産、破産の結果を招くのだということを学びました。

2、最も大事な事業で成果を作り続けること

少しうまくいったときに調子に乗って、いろんな事業に手を出したり、投資に手を出したり、さらには幹部陣がゴルフや海外渡航などのプライベートに使ったりした会社が倒産していました。
うまくいかなかったときのリスクヘッジ不足ですね。

個人的には、リスクヘッジもそうですが、そもそも本業や最も重要な事業、根幹のものを疎かにしてしまったことが最大の過ちだと思いました。

うまくいっているときには、何がそうさせているのか、その基となるものを明確にしておくこと。それがこの先もずっと続くかどうか、続かせるにはどうすれば良いのかを考えて仕事をします。

3、変化に柔軟であること

これは出版社の例に多かったのですが、時代の流れに追いつけずに倒産したり、取引先の倒産に巻き込まれて共倒れしていくパターンをみて、変化しないことの末路を見ることができました。

「最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一、生き残るのは変化できる者である。」
チャールズ・ダーウィン

有名な上記の名言にもあるように、この本を読んで、より一層変化できる企業が生き延びるということがよくわかりました。

とはいえ、なんでもかんでも周りに合わせて変化すればいいわけではありません。「何を変えてはならないか」を明確にした上で、原理原則に則って仕事をし続けます。

まとめ

実は、年末年始の課題図書として、倒産にまつわる本をこの本以外に3〜4冊ほどを購入したのですが、読めば読むほど明日は我が身であるということを嫌ほど感じました。

誰もがうまくいくことを願っていて、誰もがうまくいくために努力しているにも関わらず、これだけの企業が倒産していくという事実。

それは、ほんの些細な気の緩みから、たった1つの選択ミスから、ちょっとした何気ないことから起こったんだということを目の当たりにして、改めて襟元正して気を引き締めて、薄氷を踏む思いで仕事をすることを決めました。

長期的に繁栄するかどうかは、この緊張感をどれだけ継続させられるかにかかっているのではないでしょうか。
学べる場があることや、学ばせていただける人がいることに感謝をして、精進し続けます。

いつも最後までお読みいただきありがとうございます。

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