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色々と手遅れな我が家の節分

2月3日。世間は節分だ。
家の中の食材が底をつきそうだったので買い物に行ったが、恵方巻やら節分の豆やらを求める買い物客でいっぱいだった。恵方巻の宣伝をするスーパーの横でひな祭りグッズを売っている百均が目に入る。バレンタインすらまだだというのに、切り替えの早さについていけない。そういえばスーパーがクリスマスケーキを宣伝している時は横で正月飾りを売っていた気がする。

買い出しメモにある食材のほか、他の客に混じって恵方巻を買う。海苔とご飯よりも中の具材の方が多い恵方巻。お刺身のパックを中にそのままぶち込みましたという頭の悪そうな恵方巻だ。他のスーパーで見かけた恵方巻より長さも太さも倍くらいある。それで1000円以下なのでコスパは悪くない。

とりあえず買ってきた恵方巻を妻と食べたが、我が家は今年の節分を1日遅れてやる予定だ。鬼のお面を着けて子供たちに退治される予定だったが、あいにく節分当日に夜勤になってしまった。職場から1年前も出番のなかった鬼のお面を拝借して我が家で使うことにしよう。

明日は自宅近くのフォトスタジオが1000円で写真を撮ってくれることになっている。客足が遠のいているのか「格安で写真を撮りますよ」と宣伝が届いたので安いならと予約した。子供たちは節分の写真も撮ってくれるようなので、節分が1日遅れの我が家にはなにかと都合がいい。

節分といえば青森の実家では豆まきで落花生を使っていたが、埼玉では大豆を使うことを妻と出会ってから知った。当たり前のように落花生を使うものだと育ってきたが、豆まきでイメージするのはいつも枡に入った大豆だった。どうして一度も大豆ではないことに疑問を持たなかったのだろう。殻に入った落花生の方が衛生的だが、どこもかしこも大豆しか売っていないので地域性に従うことにする。

子供たちの恵方巻を手作りするのに合わせ、大人用の恵方巻も新たに手作りする予定だ。はたして1日遅れでもご利益はあるのだろうか。そもそも今日の恵方巻も方角を気にしないばかりか、妻と半分ずつ分け合って談笑しながら食べたのだった。色々と手遅れな我が家の節分。


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