1人でラーメン屋に行くハードルが高い
自宅近くに気になるラーメン屋がある。「偵察ついでに1人で行ってきなよ」と妻が快く送り出してくれたので、勇気を振り絞って行ってみた。ラーメン屋に行くだけなのに我ながら大袈裟な表現だが、個人的に1人でラーメン屋に行くハードルは高い。
1人で映画館に行くのは問題ない。1人で焼肉に行くのも、1人で居酒屋に行くのも問題なく、過去に何度も経験がある。だが、1人でラーメン屋に行くのだけはなぜかハードルが高いのだ。
そこのラーメン屋の1杯を食べることに全身全霊を注ぐ人たちが集まる。ラーメン屋独自の流れに適応し、スムーズに食べたいものを注文する。場合によっては麺の硬さを変えたり、マシマシなんて呪文を唱えることもあるだろう。流れるような客と店員のやり取り。
自分だけが流れに適応できず、浮いた客になる気がしてなかなか1人でラーメン屋に行くことができない。ちなみに1人でラーメン屋に行くのは今日が2度目となる。
今日行ったラーメン屋も食券を買って好きな席で待っていれば良かったのだが、店員に案内されるまで右往左往してしまった。初見だからと言い訳するが、店内では完全に浮いていただろう。noteを書くために記憶を振り返るが恥ずかしくて仕方ない。
メニューが豊富で味もおいしかったのでリピートしたいところだが、流れに適応できるようになるだろうか。
混みそうな昼時を避け、慣れないオプションも頼まずに言われるがままに注文した。にもかかわらず入店から退店までスムーズではなかった。混雑していないゆったりとした時間の流れる店内ですらこうなのだ。混雑していたらと考えるだけで足が遠のきそうだ。
考えすぎと言われたらそれまでだが、どうしてもハードルが高く感じるラーメン屋。子供用の椅子も用意されていたので、今度は家族で来店することにしよう。家族で外食というチートを使えばどこに行くのも怖くない。
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