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【広報立ち上げ担当者のためのSNS運用】1年で5,000フォロワーまでの道のり全公開

こんにちは!EC・D2Cのマーケティング支援を行うライフェックス広報の丸山です。

昨年の4月に、BtoB広報としてTwitter個人アカウントを開設しもうすぐ1年になろうとしています。
先日5,000人の方にフォロー頂くに至りました。正直、開始した当初は1年後5,000名の方と繋がることができるなんて全く思っておらず1,000フォロワーさえ手の届かない境地でした。

私はTwitterにこれまで馴染みがありませんでした。(渋滞や電車の遅延情報をTwitterで見る程度のレベルで馴染みがなかったです笑)
SNSでの発信もむしろ苦手でした。(目立つことは好きではないし、不特定多数に自分の考えや思いを伝えることが苦手だったんです笑)

そんな自分がここまで来れたのは、知名度のない会社だが良いサービス、良いメンバーがいることをもっと世の中に知って欲しいという想い地道にコツコツと継続したことが全てです。

本記事では、1年で5,000フォロワーまでどのようにして辿り着いたか、そしてTwitterを始めて良かったことをリアルな事例としてお伝えできればと思います。

・認知をあげる施策としてTwitter運用を実施するか迷っている方
・Twitterをはじめたいが、できるか不安で思い切れないでいる方
・Twitterを開始したけれどどのように運用していいかわからない方

こんな方は是非本記事を読んでみてください!

なぜTwitterをはじめたのか?

私がTwitterを始めたきっかけは、広報としてSNS上での発信の場を創り会社の認知度を高めるためです。
認知度を高めるといってもやり方は様々。
例えば、広報の場合は以下の4つのメディアによる認知獲得手法があります。

①Paid Media(広告/宣伝/プロモーション等)
②Earned Media(プレスリリース/メディア露出等)
③Owned Media(コーポレートサイト/コンテンツマーケティング等)
④Shared Media(SNSなどの公式アカウントの運用等)

詳細は以前のこちらの記事をお読みください!


広報を立ち上げるにあたって上記の4つのメディアの仕組みを創ることから始めましたが、Twitterは④Shared Mediaの施策の一つです。

SNSには様々ありますが、どのように選定したかは以下の通りです。

私は事業広報も採用広報も担っています。
ライフェックスの仲間になりたいと興味を持ってくれる人に向けてはカルチャーやメンバーを写真で視覚的に伝えられるInstagramを、そしてメンバーの思考や会社としての考え方、目指すべき方向性などはnoteを活用して深堀して伝えることにしました。noteではサービス領域のノウハウ記事も作成し採用目的、事業目的の両面で運用しています。

そして会社全体の認知は拡散度の高いTwitterを選択しました。こちらは公式アカウントでいくか最後まで悩みましたが、共感メディアとして考えるのであれば、BtoBのサービスだと発信メインに終わってしまう気がして、個人アカウントでの運用を決めました。

結果個人アカウントの方が、コミュニケーションをとりやすく、個人的に広報やメディアの方との繋がり作れましたので正解だったと考えています。

Twitterのアカウントは丁寧に時間をかけて設計する

Twitterアカウント開設後すぐ投稿せずに、設計に丁寧に時間をかけると一貫性を持った投稿がしやすくその後もスムーズなのでおすすめです。

プロフィールの作成

まずこの赤字の項目を設定していきます。フォローされるかどうかはプロフィールと写真で決まるケースが多いです。Twitterに溢れる数多くのアカウントの中で、1~3秒で見てわかるように、自分を表現するワードを簡潔に提示することが大切です。

・何者なのか
・どのようなことをしている人なのか
・どのようなGIVEを提供してくれる人なのか
・どのような考え方やスタンスの持ち主なのか
・プライベートの興味関心はどこなのか

上記のような内容を盛り込むよう意識しました。
また最後には自分の投稿のスタンスを盛り込みました。私の場合は「仕事も遊びもポジティブに楽しむ」です。背伸びしたり、自分を偽ったりすると長続きしにくいのでありのままの自分を表現するようにしました。

そして、繋がりたい人が興味を持ってもらえる内容と提供できることをすり合わせる作業に移ります。

繋がりたい方に合わせてGIVEできる情報を定め、その情報をプロフィールに端的に表現できるようにしました。

ここで決めたことは、日々の投稿から大きく逸れないよう意識します。そして投稿内容がが変わるようであればプロフィールも微調整していくようにします。

ここまで設計が完成したら、初めての投稿を行います。初めての投稿はしばらく固定記事に設定し、方針をプロフィールを見にきていただく方にもわかりやすいようにしました。

投稿の頻度

基本は、Twitterを見る人が多い時間に設定します。私の場合は朝8時前後、昼12時前後、夜18時〜22時前後に投稿の目安としています。

1日10投稿をすると良いという声も聞いたのですが、広報立ち上げを担う中、他SNSの運用や別施策もあるので自分自身がTwitterにかけられるのは1日3投稿が無理のない範囲だと思い設定しました。

1日の中でがっつりTwitterに時間をかけることは難しいので、始業前、お休憩時間、夕方から夜にかけてという隙間時間をうまく活用する運用方針です。

できない時は1日1投稿もできない日ももちろんありますが、Twitterは長期運用が基本と考え、長く運用できる頻度をご自身で設定するのが良いのかと思います。

最初の1ヶ月の投稿は根気が必要

社内にフォロワー数が多い知り合いがいたりすると紹介してもらったりして開始早々でも一気にフォロワーが増える方もいると思います。

私の場合は、社内でもTwitterのビジネス運用をしている人がおらず、リアルな知り合いはほぼいない状態からのスタートでした。

誰も知らないフィールドで、いいねの数も1~5。壁に向かって話し続けるような悲しい時期が続きました笑。

でもめげてはいけません!
投稿を見ていいねがつかないのではなく、タイムライン上に投稿自体があがってこないから誰にも見られないだけなのです。

より自分を知ってもらうため、最初は真面目な投稿よりも、ライフスタイル中心で投稿しました。

私の場合4月に始めたことが2つあります。広報Twitter開設と朝ランです。日々、朝ランの投稿をしウォーキングから3キロラン、5キロランまで走れるようになった投稿を続けるうち、ランニングを日課としている方やランニングが趣味の広報さんなどと繋がることができるようになりました。

共通の趣味を持つ人や何かを頑張っている人は、私も応援したくなります。知らない方でもいいねやリプをしたくなるものです。

あくまで一つの事例ですが、何かしらの自己開示と、日々趣味など続けているものがあれば最初の接点づくりに活かしてもよいのではないでしょうか。

そして最初は毎日欠かさず投稿を続けました。
特に、土日は投稿数や閲覧数が減ります。私の場合4月にはじめて、いいねが多くても10ぐらいしかつかないという時期が続きましたが、ゴールデンウィークに毎日投稿していたら、30ぐらいのいいねがつくようになりました。
お休みの日は投稿が少ない分、目につきやすいですし毎日Twitterを見たり投稿したりすることでタイムラインにも浮上しやすいのだと思います。

運用する上で意識したこと

「おはようございます」ではじまる朝ツイートは日課にする
朝ツイートは見てもらいやすいです。そして、朝は「今日も頑張ろう!」と思ってもらえる元気ネタになるよう意識しています。
私の場合は、「仕事も遊びもポジティブに楽しむ」が基本スタンス。仕事のこともプライベートのこともポジティブに投稿し見てくれる人が良い1日をすごせますようにという気持ちを込めるようにしています。
真面目な投稿は絵文字少なめにしていますが朝のツイートは絵文字も多用しています。そしていつも良い1日をという意味を込めて🍀マークを使っています。

近しい領域の人をフォローしにいく

自分と共通点のある人からフォローしていき仲間を増やしていくと良いと思います。私の場合は広報の方。近しい広報さんがフォローしている方のフォローさせてもらったりしました。

その際意識したことは一つ。フォローする際に、その方の固定ツイートと2投稿くらいを見て、いいねすること。

開始した当初に他の方からしてもらって嬉しかったことで、真似するようにしました。フォローしてもその後いいねがつかないと自分のタイムラインに出てくることが少なく、それっきりになってしまうことも多いかと思います。せっかくフォローしたら気づいてもらいたいですよね。気づいてもらいたいのであれば、その方のツイートを自分から見にいく行動を取り入れてみてはどうでしょうか?

いいねしてくれる人にはいいねを、リプしてくれる人にはリプを。

いいねやリプをする目的は何でしょうか?フォロワーを増やすためでしょうか?それも一つですが個人的には、テクニックに走るのはあまりしたくありませんでした。

顔は見えませんが人と人との接点の場であるTwitter。いいねをしてくれたらいいねをし返す。リプをしてくれたらリプしかえす。基本の挨拶は忠実に意識するようにしました。

いいねは挨拶、リプは名刺交換と誰かが言っていたのですが、本当にその通りで距離感を少しづつ近づける過程を楽しむコミュニケーションを意識しました。

難しいことより簡単で共感を得られる内容の方が良い

私はわかりやすさを特に重要視しています。誰もが忙しい中見てくれているのでパッと見てわかる内容になるよう意識しています。基本は3秒でわかるように。そのためには無駄はなるべく削ぎ落としています。

伝えたいことは1メッセージ

伝えたいメッセージがわかるようにその背景や経緯の肉付けは必要な言葉だけに削ぎ落とします。装飾語は最小限。体言止めを活用すると文字数も少なくリズムよく読める投稿になります。140字という短いセンテンスの中で言葉を選ぶことは、広報業務で欠かせない『伝える力』を鍛えてくれます。

投稿の内容は、見る人目線を忘れずに。

自身の投稿を見ている人がどう思うかを意識しています。
「元気をもらったり、頑張ろうと思ったりポジティブに受け取ってもらうこと」「有益な情報で参考になると思ってもらうこと」を私は目指しています。

日々の気づきや思いを投稿することが多いので当然、不満があったりイライラが募る日もあります。そうした出来事は、自分だったらどうしたいか、どうあるべきかにポジティブに変換して伝えるようにしています。

自分の中の運用ルールを言語化する

Twitterを開始して半年ぐらい経った頃、社内で数名がTwitterに興味があるといってくれたので、Twitterのはじめかたをレクチャーする時間を設けました。その際に、今後会社でTwitterを運用するメンバーが増えることも考えルールを定義しました。

投稿のスタンスを言語化しておくと、一貫性のある運用ができるのでおすすめです。

Twitterに投稿するネタはどうするか?

ネタは日々の生活に沢山あります。日々の出来事を気づきや学びとしてアウトプットできるよう、思考する時間を意識すると自然と伝えたいネタが思い浮かびます。これはTwitterをはじめて良かったことの一つで、思考して学びや気づきに変えることが習慣化されていきます。

もちろんBtoB広報として、セミナー集客やリリースでの告知など伝えたいPRはあります。会社のサービスや告知は立て続けにならないよう、前後のバランスをみて行っています。

私がよく投稿する内容は以下の項目が多いです。

学びや気づき
・日々の業務や経験からの学びや気づき
・過去の人生経験からの学びや気づき
・何かを挑戦したり成果が出た際の投稿

ライフスタイル
・プライベートの楽しみ
・リモートの悩みなど共感できる投稿
・新しいものを体験した経験したという投稿

ビジネス
・会社のサービスPRや採用のお知らせ

どんな記事が反響が多いのか?

ここについては申し訳ないことに、まだまだ勉強が必要な部分です。
ちなみに私の投稿の中でいいねのTOP5はこちら。

意図せずいいねが集まっているのでなんとも言えないのですが、Twitterの中の皆さんは優しい方が多いです。記念日やお祝い事、表彰などの成果には反応をいただくことが多いのだと思います。

そして共感メディアなので「わかるわかる!」「思っていたことを言語化するとそれそれ!」的な感情でいいねすることは私自身多いので、共感を得やすい内容は反応が多いのかもしれませんね。

ただ、いいねが多いからフォロワー数が急増するということは正直なかったので、一喜一憂せず、奇をてらわず、投稿を読んだ人が学びや気づきになる内容を届けることを意識して伝え続ければ良いのではないかと思います。

Twitterを運用してよかったこと

Twitterを運用して良かったことはたくさんあります。

インプットの習慣がつく

タイムラインに流れてくる数多くの投稿から得られる気づきや学びが本当に多く意識が格段に上がります。また最近のトレンドや読んでおいた方が良い書籍が知れ、興味関心の幅が広がります。

アウトプットに有効

広報の仕事は短い言葉で人を惹きつけ、目に留めてもらうメッセージを考えることが多いです。140字という限られた文字数の中で考えや想いを人に伝える習慣は良い練習になります。

繋がりが増える

広報さんの横のつながりがたくさんできました。広報の情報交換をすることで、企画を思いついたり解決策が見つかったりすることが本当に多いです。また励ましあったり高めあったりすることで、日々のモチベーションUPにもつながっています。

また、メディアリレーションも少ない中、繋がりたいメディアの方にアプローチしたり、開催するセミナーに登壇いただくゲストもTwitterの繋がりの中からお願いするケースもありました。

LP制作やライティング、資料制作やロゴ制作、広報業務を行う上でのパートナーさん探しもTwitter経由の繋がりから生まれました。一緒にお仕事する方がTwitter上で繋がっていると親しみも持てます。

発信の場ができる

広報立ち上げフェーズですと、すぐに取材につながるようなメディア露出もハードルが高く、広告を使えるような予算も持ち合わせていません。

だからこそ、自身がメディアになり発信する場を創っていくことは、知名度のない会社にとって有効な手段の一つだと思います。

フォロワーを増やす過程でリーチできる人がどんどん増え、サービスのことや取り組みを知ってもらえることも増えました。noteとの相性もよく、twitter経由でnote記事を読んでもらうこと割合も多いです。

今後に向けて

今回の記事を書くことで1年を振り返る良い機会になりました。そしてフォロワー数が少ない時だから丁寧にできていたことが、今なかなかできなかったりしていることも痛感しています。初心を忘れず2年目も楽しむことを大切に、軸をぶらさず発信と繋がりの場を創っていきたいと思います。

まだ繋がっていない方は各SNSでもぜひ繋がってもらえれば嬉しいです。
長文となってしまいましたが最後までお読みいただきありがとうございました!少しでも私の1年のtwitter運用経験がお役に立てれば嬉しいです!

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