『親ガチャ』という言葉を使う若者達と使わせる大人達

最近、若い人の間で『親ガチャ』という言葉が流行ってるらしいです


地方の民だし、ネットにも疎いので、もはや『最近』ではないのかもしれませんが(笑)、あしからず


『親ガチャ』とは、オンラインゲームで希望のアイテムを手に入れるためのくじ(ガチャ)、店舗などに置いてある小型の自動販売機(ガチャガチャ)などを語源とする言葉で、『親は自分では選べない、どういう境遇に生まれるかは全くの運任せ』といったことを表す言い方なのだそうです


この言葉、主に経済格差に対して使うことが多いようですが、若者側からすると用途はあいまい。何に対してもこの言葉は使われるようです
それも、『当たり』でなく、『ハズレ』だから、この言葉を使うことが多いようです


・容姿
・経済力
・理解
・愛情
・教育


こういったもの、果ては

・努力することができる才能

まで、持って生まれたものであり、自分ではどうすることもできないと嘆く若者が世の中に大勢いるということです
(親の立場からすると恐ろしい言葉ですね!ひぃ)




子どものうちは、たしかに、何に対しても無力感を抱えて生きていかなくてはいけないかもしれないですね


自分でお金を稼ぐこともできなければ、自分で進む道を選択することさえ難しい場合もあるでしょう


何かを「変えたい、どうにかしたい」と思っても、具体的に動ける範囲は限られていますもんね


そうなると、『生まれた境遇』に自分の憤りをぶつけるしかないのかもしれないですね




私自身、子どもの頃は、自分のことが大嫌いだったし、毎日どんよりと真っ暗な中で生活していた時期もありましたが…


でも、『親ガチャ外れた』(当時はもちろんこんな言葉はありませんので、「違う親に生まれていればよかった」)とは、思ったことありません


私と私の親には圧倒的な信頼関係があったからだと思います


学校であった嫌なことは全部お母さんが聞いてくれたし、お母さんに何度も泣きついたし、たくさん話しをしてきました


それでいうと、
「『理解』面でSSレア引いただけやん!!当たりやん!!」
と言われちゃうかもしれないですね💦




まあでも、そういうことなんだろうと思います

裏を返せば、今の若者はみんな、

自分の話を聞いてほしい

んじゃないのかな〜って思うのです

容姿や進路、努力のことに対して思う、自分の怒りや不安を聞いてほしい、ほかの誰でもない、自分の親に。

それだけで『ガチャ失敗』なんて言わなくなるんじゃないかな、言えなくなるんじゃないかな



だって、仕事で子ども達を大勢みていても、みーーーーんな、親が好きですよ
どんな親でも、子どもは100%親が好きです


様々な理由でじっくり話ができなかった親子が、その子どもが若者と呼ばれる頃になって『親ガチャはずれた』なんて言っちゃうんじゃないかな


お金がなくても、容姿がどうでも、進路が狭まったって、幸せと思えるかどうかは、その人の気持ち次第ですから




あとは、若者に是非言いたいのは、

若いうちに狭い世界の中で、自分の境遇が当たりかハズレかなんて決められない


ということ

学校という狭い社会を飛び出すと、案外、容姿もお金も、「親」も、自分を取り巻く小さな要素でしかないということに気がつけるはず


新卒至上主義な日本の社会のせいで、若いうちから、生まれた境遇が人生に多大な影響を及ぼすという捉え方になってしまう面もあるかもしれませんが、


とにかく一回、前を向いて進んでごらん!!
思ったより世界は広いぞ!!
人生どんな生き方しても、なんとでもなる!!
何かのせいにしなくても、大丈夫!!


自分が大嫌いなHSCだった私が言うんだから本当だよ!
がんばろーぜ!



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