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株主総会というものに出席してみた

シニアになって持株会の株を引き出して自分名義に書き換えたこともあり、初めて勤務先の株主総会に出席してみました。業績好調なので波乱も厳しい追及もなく、1時間20分ほどでつつがなく終了。会場出席者の質問には全件対応した形。会社的には、決議事項はWeb投票してもらい、オンライン配信での視聴を勧めて、有効議決数は確保しながら会場出席者をいかに減らすかはいろいろ工夫があるんだろうなと思った。
昨今モノ言う株主、つまり機関投資家からの株主提案が増えている中、そういった提案もなく、ほんと平和でした。取締役選任に関する決議事項も拍手でシャンシャンだったし。

昨今はとにかく機関投資家とどう向き合うかというのがとても重要になっている。円安が進んで日本株の割安感が強くなっているため、欧米・アジアの機関投資家による日本企業の株の注目度は上がっている。注目度が上がって株が買われ、株価が上がるのはいいのだが、欧米の機関投資家は投資に対するリターンを求めるので、次のことを強く意識した経営が必要となる。
(1) キャッシュを稼げる体質であること、そうなることを求める
  低収益事業からの撤退・売却、キャッシュ創出に寄与していない資産の処分、間接部門のコストカットなど
(2) 稼いだキャッシュの使い方として、リターンの期待できる成長投資、株主還元(配当、自己株式取得)の適切な配分、活用を求める
日頃からこれらの観点について投資家と対話し、彼らの期待や要望を経営の中に取り入れていることが大事で、それを避けていることが突然の株主提案や取締役選任反対票につながるのだと思う。

このあたり、まだ日本企業の経営は投資家に対して真摯な態度を十分にとっていないことが多いのではないかという気がするな。
それはそうと、株主総会って日本語だけでいいのね。日本の法律に基づいてやっているから??  海外の投資家がもし株主総会に来たら、どうすればいいんですかね。。

さて、株主総会を終えて、梅雨入りとなった雨の都内を歩いていたら、都知事選挙のポスター掲示板がありましたよ。こりゃひどいね。公職選挙法改正を早くして、売名行為に使うのを防止しなければ。とりあえず、候補者本人以外の肖像写真・イラスト、名前をポスターに記載してはいけないことにしたらいいのではないかと思ったり。推薦人の名前が書けないとか多少弊害があってもいいでしょう。正直、無駄なポスター貼りなんてなくして、全部ネット化したほうがいいと思うけどね。

都知事選ポスター掲示板

雨の中を10分ほど歩いて、スリランカカレーの店に。ぐつぐつ煮えたぎるカレーの上に鎮座する豚のステーキ。かなりのボリュームでした。カレーはとっても美味しかったけど、スパイスの効いたカレーに合うのは豚肉よりも鶏やマトンかな〜と思ったり。いや単に量のバランスかもしれないけど。



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