@yasushikuba

メーカー勤務。1963年神奈川・横須賀生まれ。湘南在住。上智大学卒業。ITやエンジニア…

@yasushikuba

メーカー勤務。1963年神奈川・横須賀生まれ。湘南在住。上智大学卒業。ITやエンジニアリング業界っぽいところにいながら、製品開発はしたことがない隠れ文系。社会モデルやビジネスモデルの変化の風を読みながら、次の時代につながる道を探している。好きなこと、旅、山歩き、音楽ライブ。

最近の記事

香港と台湾と日本

香港で民主化活動を続けるのは、今後かなり難しくなるんでしょうね。できれば彼らは出国したほうがいいのではないかと思ったりしますが、香港にかける想いも強いのだろうし、一方で出国も簡単には認められないかもしれないですね。香港の中国化が避けられないのだとすれば、できれば英国に加えて、台湾や日本で受け入れられないかとも思いますが。 欧米による中国への対抗政策が進めば、アジアの金融拠点としての香港の地位は没落するかもしれないですね。中国という意味では既に上海が経済・金融の中心になってい

    • ソーシャルディスタンスが作りだすサービス

      緊急事態宣言の解除、休業要請の解除にむけ、それぞれの業界から営業再開にあたってのガイドラインが公表されています。そして、それらには消毒の徹底、事業者とお客の体温測定、換気、接触の防止などとともに、可能な範囲でのソーシャルディスタンスの確保のための施策が記されています。 これらの施策の中で、もっとも難しく、判断が難しいのが、ソーシャルディスタンスをどの程度徹底するのかということのようです。特に鉄道やバス、航空機といった公共機関、劇場などでの公演、では提供するサービスのキャパシ

      • 無知の報道か、意図的な報道か

        新型コロナに関する毎日のたくさんのニュース、特集、そしてそこで出される様々な専門家のコメントの数々。しかし、なぜか誰も指摘しない、大きな矛盾があります。 この国のメディアが無知で取材能力もないだけなのか、それともすべてが政府の指示か政府への忖度なのか、なんかそれだけで最近は国内のニュースを追いかけるのが馬鹿馬鹿しく思えてきています。 ひとつ目は、PCR検査にまつわる報道です。 日本の検査数が海外に比べて相当に少ないのは事実で、その理由として結果が出るまでの所要時間と人手を介

        • 「あさって」を見分けて「あさって」に備えよう

          ひさしぶりに里山のあたりまで10kmほど散歩してきました。今年の春は桜が咲く前から少しずつ外出自粛モードに入っていたため、春が訪れたのをほとんど感じることができなかったのですが、初夏になりかけの今の野山は花が咲き誇り、まだ新緑が若々しく瑞々しくてとてもきれいでした。 平穏無事な生活が続いていると、この状態がこれから先もずっと続くものだと思いがちなのはやむを得ないことだと思います。いっぽうで、現実はこの30年間だけとってみても、バブル崩壊、阪神淡路大震災、911テロ、リーマン

        香港と台湾と日本

          Post 2020の時代に見える風景とは

          日本電産の永森会長といえば、一代で町工場を売上1兆円以上のグローバル企業にまで育て上げた創業者。ビジネスの才能やグローバル感覚については私などがコメントできる立場にはないが、自分はもちろん社員にもモーレツ型の働きかたを求める、いわば昭和の香りする経営者として知られている。 その永森さんが、昨夜放送されたNHKの番組インタビューの中で、「いま大事なことは、まず自分の命を守ること、次に家族の命を守ること、会社は3番目でいい」とおっしゃっていた。さらに、「これからは働きかたも、社員

          Post 2020の時代に見える風景とは

          応援を形にする、パトロンという文化を作ろう

          ひきこもり生活とともに、外食をしなくなって1ヶ月以上が経ちます。毎日家で3食しっかり食べるというのはやってみるとしばらくは新鮮なことでした。 特に平日含めて自炊が増えて、家でしっかりごはんを作って食べるということがいかに文化的生活なのか、ということを実感してました。つまり、平日は会社帰りが遅くなって駅ビルやコンビニの惣菜やお弁当を食べてることが多かったので、寝るまでの2-3時間以内に食べるとか揚げ物が多くなるとか、体にはあまりよくないことばかり。それが、割と決まった時間にごは

          応援を形にする、パトロンという文化を作ろう

          ひきこもりのあとにくるもの

          今年は花見もできませんでした。毎年ゴールデンウィーク頃に桜が満開となる弘前城公園も函館五稜郭公園も今年は入園できないそうです。外出自粛を促すには、観光地、各種のイベント、ショッピングセンターなど、人々が出かけたくなる場所を閉鎖するのが効果的なのは明白ですので、それはもうしばらくやらないといけないのでしょう。 私は2月中頃に家のなかで「籠城だ」「ひきこもりの準備をする」と言って、3週間から1ヶ月間家から一歩も出なくてもなんとかなるという準備を始めました。 幸い、日本は武漢やイ

          ひきこもりのあとにくるもの

          外出自粛だった4月

          ベッドに横になったものの眠れないままに深夜になり、気がつくと5月になっていた。 3月から少しずつ忍び寄ってきた外出自粛ムードは、ついに3月最後の週末を前にして、完全在宅勤務ということになった。明日から在宅勤務と決まったその日も、いつものように会社を出て、いつものように電車に乗って都内から湘南まで帰ってきた。そして、それ以来一回も電車に乗ってない。小学生の頃に電車で塾に通うようになって以来、初めてのことだ。4月以降も継続購入していた定期(モバイルSuica定期だけど)は全く使っ

          外出自粛だった4月