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【保育】0歳児は別格なんよね

保育士のかわちゃんです。

しばく以上児の担任をしていました。
(以上児っていうのは345歳児のことね。ちなみに012歳児は未満児)
ほんっとうに久しぶりに(6年ぶり!)0歳児の担任をしています。

まあ、どの年齢もその年齢にしかない面白さがあるのだけど
0歳児は別格。
0歳児とほかの学年に分けられるくらい超特別なの。
(実際、保育所保育指針では乳児、1歳以上3歳未満児、3歳以上児にわかれています)

以前noteで投稿していたときは
多くは3歳児4歳児のことを記事にしていました。
(ここの話も本当におもろい話がいっぱいあるから、また加筆修正したら順次UPします)

すべてが初めての瞬間

0歳の子にとって、毎日の一瞬一瞬ってすべてが初めての瞬間なんです。
見るもの、触れるもの、五感のすべてが初めての刺激。
そした、感情も知らないんです。
あかちゃんって生活しながらそれを知り、獲得していく。

あ・た・り・ま・えじゃんって思う?
そう
当たり前なんよ。

当たり前なんだけど、
この話、
詳しくするとね、
結構みんな

はーーー。
そうか…
確かに!

ってなる。

「こころ」が芽生えるとき

おなかがすくと赤ちゃんって泣くんです。
そしておなかが満たされると泣き止む。
このときに赤ちゃんに何が起きてるかわかりますか?

「泣く」
ってね、本能なんです。
うまれたその時から「泣く」んです。
これは、
生きながらえるための手段。

お腹が空いたら生きていくために泣く。
お母さんは生きながらえさせるためにおっぱいをあげる。
(人口哺乳も含めて)
そうするとね、
お腹いっぱいになるでしょ。
ここで「五感」が鍛えられます。
視覚、聴覚、味覚、臭覚、触覚。
この5つです

これとは別に、「感情」っていうものが現れるんです。
つまり「こころ」です。
安心感とか満足感とか満腹感とか。
おなかが一杯で
気持ちよくて
心地よくて
眠たくなって
安心して眠る。

はじめはこの繰り返し。

こときに感じた感情は
常習性があって、また、感じたくなるようになっています。

そして、
お母さんは
たくさん話しかけるんですよ。

お腹が空いたの?
眠たいの?
おむつが汚れたの?
きもちわるいの?

お腹いっぱいになった?
眠たいねぇ
おやすみ

とか、なんか色々。

お腹が空いて「不快」だったのが、
抱かれて
お腹も満たされて
気持ちよくて
「快」の感情でみたされる。

それを与えてくれる人がいる。
愛着の始まりよね。

不快も快も
おかあさんの声とともに
「言葉」がついてくるわけです。

このとき、
赤ちゃんは
はじめて、

自分が感じている感情、心持ちにも
「言葉」があることを知ります。

繰り返し
繰り返し

未熟な体と脳で
潜在意識に
母国語が刻まれ
自分の命に関わる感情と言葉を一致させていく

すごくないですか?
これが
赤ちゃんの生活の中で
その一瞬一瞬
初めての感情や初めての言葉で溢れかえっているんです。

それを、
脳は
整理して
修正して
固定していく。

もう、
赤ちゃんって
ほんとにすごいとしか言いようがない。天才よ。

あんなに小さな体で
あんなに未熟そうに見えて

あの体の中でものすごいことが起こってる。

でね、
私達は何をしなくちゃいけないかというと

実体験をさせてあげなくちゃいけないんです。
赤ちゃんが
実際に感じて
実際に動いて
実際に聞けるように

その環境を整える

感情に
善悪はありません。

だから、
悲しいことも
苦しいことも
痛いことも

嬉しいことも
楽しいことも
気持ちいいことも

全部感じなくちゃいけないんです。

よく聞きますます。
「感情を引き出す」
これ、0歳からはじまってます。

それができるのが
おかあさんなわけです。
生まれたその瞬間から。

おかあさんって
マジですごいわけ。

そんで。
0歳の担任ってほんとにすごいことしてるのよ。

いまは、感情とか言葉とかの方面から主に見てるけど、

それ以外の面でも、
どこを切り取っても

はじまり

なのよ。
そこに
私達は
関わるわけでしょ。

誤解を恐れずに言うけれど
0歳児の担任って別格なの。
Specialよ。

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