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『The Tick / ティック ~運命のスーパーヒーロー~〈シーズン1〉』感想

『The Tick / ティック ~運命のスーパーヒーロー~』シーズン1(2016-2018年/テレビシリーズ)
幼い頃に今は亡き大悪党 テラーによって父と敬愛するスーパーヒーローを殺されたアーサー・エベレストは、テラーの死を信じられず、テラー生存の証拠を追うことに身をやつしていた。ある日、ティックと名乗る謎の青い巨漢が現れ、アーサーに自分の相棒になってくれと付き纏い始める。

お気に入り度:★★★★★ 5 / 5 

前半6話と後半6話を半年あけて配信した作品だが、全話観てこその作品と思う。バラバラに思えた奇人変人たちの行動一つ一つがピースとなって、物語という一個のパズルを成していく後半が堪らなく壮快だった。オフビートなコメディと心打たれるドラマの配分も良く、低予算作品と思いきや迫力満点の特撮もあって、予想以上に満足できた。

ティックには記憶が無く、その正体は誰にも分からない。分かるのは、怪力と不死身の耐久力を備え、この上ない善人だという事。真っ直ぐな性格が過ぎて常識に欠けたティックの言動が見ていて癖になる。

何者でもないアーサー。何者か分からないティック。そんな至らない二人が出会って、無敵のヒーローとなる。異色なようで王道なヒーロー譚だった。

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