侵害調査 -78 分類付与 (公開公報への分類付与の提案-③)特開2018-203681(日本メナード化粧品)
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「侵害調査」での「調査対象」は、以前アップした「調査計画書」の中に記載しましたが、登録特許は「生きているもの」を、公開系(公開、公表、再公表)は「死んでいないもの」を相手にします。
即ち、調査の対象は以下のとおりです。
特許登録・公開・公表・再公表されたもののうち、権利が存続しているものおよび審査中・審査未請求・審判中・控訴中など権利が未確定状態のもの。(即ち、拒絶、放棄、取り下げ、審査未請求でみなし取下げされたものなど消滅が確定したものは除外します)
なお、拒絶査定の発送後で12ヶ月を経ていないものは権利未定として抽出します。
です。
ここで、公開系の特許の「侵害調査」に当たり、第3弾目の提案です。
【請求項】の全てを吟味・精査します。
全請求項につき、それぞれの請求項ごとに、ここに記載の「技術主題」を抽出し、これら「技術主題」に対応する〖本文全文〗中の「技術的観点」(化粧品の分野では成分名)を探して、これに「紐付け」したものを作ります。
侵害の有無を判断するには、このエクセル表が重要な役目を果たします。
調査報告書もこのような形式になっています。
ところで、話は【更新Fターム】の件です。
これは余りにもヒドイ事態です。
【請求項】中の「技術主題」とは関係なく、結びつかないものが、「実施例」中のものに【更新Fターム】として、数多く付与され、リストアップされています。
これは一体何なんですかね。
資料の下段に、審査官の下請け作業をしている、IPCCなどの検索者による「検索報告書」を記しました。これを見ても【更新Fターム】は一切使っていません。
検索式の作成に、【更新Fターム】は役立っていないようです。