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CMからハマったええ曲。

CMをじっくり見聴きする人はあまりいないと思うし、さらに、録画を見ることが多いとCMを見る機会が減る。CM入った瞬間でだいたい飛ばせるから。以前、大阪梅田駅付近で不動産会社の人に声をかけられ、アンケートに答えたときのこと。僕が会社名を「CMで知った」と言ったら、その人は全力の礼で感謝した。続けて「CM見る人が少なくて知らない人が多い」と話していた。また、妹にCMの話をしても、録画でほとんど見ているから、頭上に「?」が付いてるようだった。それだけ見る人が少ない証拠だろう。
ただ、自宅に録画機が無い僕は必然的に見るわけだし、CMで出てきた知らない企業を即検索する癖もある。そこで知ったアーティストも検索して、「Apple Music」で聴いたりしている。そんなCMで見つけた良い曲をご紹介しよう。

NAOMI YOSHIMURA/夢の還る場所

神戸に本社を置き、兵庫県南部や大阪北摂エリアでマンション『ワコーレ』を展開する和田興産のCMソング。最初は絢香さんの『おかえり』が起用されていたものの、途中からこの曲に差し替えられた。なぜ差し変わったかは知らないが、その後のCMで見ていると、伸びるようなキレイな歌声が気に入った。そこから、ダウンロードして、夜の普通列車で聴いている。
フルで聴くと、Cメロの「イェーイェーイェイイェイ、ウォーオー」という部分が非常に痺れた。CMサイズで出てこない最高頂の部分はいい刺激だ。

BiSH/GRUNGE WORLD &I'm wait for my daun

株式会社中村の足ケアグッズ「足リラシート」のCMソング。「VS嵐」や「ネプリーグ」などのCMで全国放送されていて、ご存知の方もいるかもしれないし、BiSHファンはもちろんだろう。元々、このCMでBiSHの曲をマジマジと聴くようになったのだが、琴線を揺さぶられて、「Apple Music」のプレイリストにぶっ込み、夜や地下線内の普通列車の中で聴くようになった。
その後、CMが一新され、引き続き、BiSHの新たなタイアップの曲が採用されたのだが、これがさらに上回って琴線を揺さぶった。

この曲のサビの

一切合切消したい泪を抱えているの

のメロディが心を打たれ、涙がボロボロ流しながら、夜の新快速や京阪特急でよく聴いている。ラジオで聴いても聴き流しぐらいだった僕だったし、「クソアイドル」というキャッチフレーズがいい意味で霞むほどめちゃめちゃ良い曲というギャップは心を撃ち抜かれるようだ。

Eve × suis fromヨルシカ/平行線

ニコニコ動画の「歌い手」、ボカロPなどとして長年活躍するシンガーソングライターEveさんと「ヨルシカ」のボーカルsuis(スイ)さんのデュエットによる曲でロッテ「ガーナチョコレート」のCMソングとしてタイアップされた。

ある朝、このCMを見ているとフルで聴いていないにも関わらず、琴線揺さぶられて、涙出る一歩手前だった。試しに「Apple Music」でフルサイズをサムネのような朝方やマジックアワーの列車で聴いていると、2人のクリアでハイトーンな歌声に心を打たれる。あと、CMにちなんでなのか、チョコを「パキッ」と割るのを連想させる効果音がCメロ手前で入っているらしさがあるのも良い。

PVも見てみると、繊細で色鮮やかなアニメーションも去ることながら、ストーリーも素敵だし、劇中で流れるsuisさんとEveさん(?)のラジオも和気藹々で面白い。そして、そのバックで流れるお2人の声は絶妙に良い。
「見ても、聴いてもエモくなる」と表したくなるほど、非常に良い曲だ。

今回はテレビCMをきっかけにハマった曲にフィーチャーして、良いところ、ハマってしまった決定的瞬間などを綴ってきました。推しでない限りCMは見ようと思う人は少ないでしょうし、録画だと即スキップしてしまう人も多いと思います。でも、こういう偶然の出会いからハマってしまう運命的なのもいいもんだと思います。ラジオと一緒ですね。僕の環境故のことなのでなかなかこんなことはなかなかレアケースかもしれませんが、メジャーであれ、マイナーであれ、偶然出会ったええ曲は一生もんだと僕は思います。

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