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0010 これからの時代に求められる指導者像とは?

はじめに

前回の投稿から約1ヶ月更新が滞ってしまいました…。
この間フォローしてくださった方、ありがとうございます!
さて、今回はタイトルのとおり、「これからのコーチに求められるもの」について、考えてみたいと思います!


現在は、「時代の変革期」

もうすぐ、2023年が終わろうとしています。いま、日本人の価値観が劇的に変わろうとしています。
歴史を遡ると、250年以上続いた江戸幕府による支配体制を終わらせた「明治維新」が1868年に起こりました。また、1000万人以上の若者が戦場へ投入され、戦死者が230万人に達した、日本の歴史上未曽有の悲劇「太平洋戦争」は1945年に終戦を迎えました。明治維新から終戦まで、この間「77年間」となります。
そして、太平洋戦争から次の「77年間」を経た2022年以降現在に至るまで、「コロナ禍」という、新たな転換期を目の当たりにしています。
このように、日本の近現代史においては、偶然にも「77年間隔」で大転換期を迎えることになりました。
その中で、私たちのような教員やコーチといった「指導者」と呼ばれる者に対して、世の中から「求められるもの」もどうやら変化していきそうです。

風の時代

コロナ禍を経て、世の中の価値観は「土の時代から風の時代へ」移り変わろうとしています。
「土の時代の価値観」とは、目に見えるものや物質に重きを置く価値観を指します。例えば…
 お金・地位・学歴・資格・アイテム・出身・会社・肩書き…
などのいわゆる「地位財」に当たるものです。
一方で、「風の時代の価値観」とは、目に見えない・非地位財を指します。
 個人の自立・常識の否定・仕事以外の活動・普遍性・人柄・愛…
要するに、「お金よりも幸福感を重視する価値観」に変容してきた、ということです。
サッカー指導者に置き換えると、
「ただ試合に勝てばそれでいいのか?」
「厳しい指導でないと本当に強くなれないのか?」
「選手を追い込む指導方法でいいのか?」
「そのクラブで活動することによって、人生が豊かになるのか?」

が問い直されているのです。

ウェルビーイング!

風の時代に価値観の中で、あなたはどのような指導者になりたいですか?どのような選手を育成したいですか?どのような人と関わりたいですか?そして、どのような人生を歩みたいですか?
私は、「自分も他者も幸せを実感できる関係性」を築いていきたいと願います。
ハーバード大学で、75年間に及ぶ「幸福度」に関する研究が行われてきたようです。これによると、幸福度とは、次のように定義づけられるとのことです。
①人生で何をするか自分で選択できる「自由度」
②相手を受け入れて、人とのつながりを作る「寛容さ」

つまり、「自分で選択できる!」という実感とつながりを感じながら、温かな人間関係を築くことが、幸福度を高めるのです。
そういう人を育てられる指導者になりたくありませんか?また、自分自身そんな指導者で在りたくないですか?

まとめ

このように、時代の変化とともに私たちの価値観や人生観も移り変わっていきます。時代の変革期の中で、私たち指導者は、目の前の生徒や選手の成長を促し、幸福を実感してもらう資質・能力が問われます。これからの時代の指導者は、時代の変化に気づき、指導者自身が変わっていくこと、そして、選択の自由と温かな人間関係を作れる人材育成ができること「自分らしく在る」そのために自分のミッション・ビジョンを知ること、が重要になります。
”これからの時代に大切な価値観とは?”という問いには、明確な答えはないかもしれません。しかし、答えのない問いに対して最適解を出せる力こそが求められているのです。トライし続ける中で失敗は多くなるでしょう、だからこそ他者に寛大になれると思います。
人は、元気がもらえる場所(人)、感動がもらえる場所(人)、つながりが得られる場所(人)に集まります。「元気」「感動」「つながり」を提供してくれる人・会社・クラブは絶対に選ばれます。その最たる例は「ディズニーランド」です!笑

それでは、ありがとうございました!


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