膝関節伸展制限 ~後方組織の問題を紐解く~
膝関節伸展制限が存在すると
・術後の患者の転帰が悪化する
・異常歩行を引き起こす
・膝OAの発症リスクの増大
・膝関節伸展筋力の低下
などといった問題が生じます。
膝関節伸展制限と歩行の関係性を考えてみると、伸展制限が存在すると立脚期における十分な安定性と荷重分散が行えません。そのため、四頭筋の活動が大きくなり、関節への負荷(圧縮ストレス)も増大します。また、膝関節不安定性や負荷が増大することで関節変形や疼痛に繋がります。
機能面だけではなく、膝関節伸展制限は日常生活にも