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光なかれ

雲を裂くようにして
光が地上に降り立ち
木の枝の隙間から
光を漏らしている

陽の光が苦手なのは
あまりにも美しすぎるから
醜悪な私を見透かすように
照らしてくるから

窓からそっと眺めるくらいが
私にはちょうどいい
木陰からこっそりその美しさを
堪能してるくらいが
私にはちょうどいい

光は平等にみんなへ
当たらなくてもいい
醜悪さを憎んでしまうから

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