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【外部大学院受験】東大合格までお話しします。

こんにちは!現在慶應義塾大学4年生のりん蔵です。

この度は情報学環・学際情報学府に無事合格しました!来春から先端表現情報学コースに入学する予定です。

今年はコロナの影響で普段の大学院入試とは全く形式が異なっていました。なので、私の記事はもしかしたら全然参考にならないと思いますが、忘備録と誰かのために役に立ってほしい思いからこの記事を書きたいと思います。

タイムスケジュール

2月上旬~:大学院をググり始める

ググりながら、自分がどういう研究をしたいのかを考えてましたね。

2月下旬~4月下旬:話を聞いてみたいという教授にアポイントメールを送る

2月から4月にかけては、行きたい大学院の学科や研究室、コースなどを調べて、ひたすらメモしていました。私の調べ方は、まずキーワードから検索しました。私の興味のある分野はデザインだったので、最初はひたすら「デザイン 大学院」というふうにググっていましたね。

4月下旬~:英語と数学の勉強を始める

今年はちょうどコロナだったので、コツコツと英語と数学の勉強をはじめました。

5月~6月:説明会に参加

5月から6月にかけて大学院説明会があるので、気になる大学の説明会に参加しました。今年は実際に行くことができないので、オンライン説明会でした。この期間で考えている研究室のゼミにも参加していました。

今年は本当に異例なため、毎日大学院入試HPを欠かさず確認していました。先端表現情報学コースのオンライン説明会は6月6日にありました。この時初めて、今年は筆記試験と英語試験を行わないことが発表されました。かなりびっくりしましたね。自分は正直なところ、そこまで数学や専門科目について勉強していなかったので、「お、ラッキー」という気持ちでした笑。

6月~7月:出願書類作成

大学によって時期も異なりますが、大体この時期の出願が多いと思われます。私は東京大学以外にも大学院を受験したので、この時期は少し忙しかったですね。東京大学の出願は7月上旬でした。

7月~8月:面接

情報学環・学際情報学府では、8月14日に一次試験の結果発表があります。そして、約1週間後に二次の口述試験がありました。

8月:結果発表

8月28日に結果発表がありました。ウェブ上に掲載するという形式でした。この瞬間はかなりドキドキしましたね。

アポイントメールについて

言語化する

はじめに、アポイントメールを書かなくてはいけません。その時に、なぜあなたの研究室を選んだ理由も書く必要があります。

以下にアポイントメールテンプレートを載せます。参考にしてください。

〇〇研究室
〇〇先生

突然のメール失礼いたします。〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年の〇〇と申します。
現在私は〇〇の研究室に所属していますが、
〇〇の研究に興味を持ち、大学院から〇〇大学に入学したいと考えています。

まず、〇〇先生の研究に興味を持った理由と〇〇を学びたい理由を述べたいと思います。

(理由)

修士進学にあたり、〇〇先生の研究室を見学したく、ご連絡させていただきました。ご多忙中、恐縮ではございますが、見学のお時間をいただけませんでしょうか。

誠に勝手だとは存じますが、ご検討宜しくお願いします。


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署名
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今年はコロナで、実際にお伺いすることはできませんでしたが、従来ならば見学しに行くのがマナーです。

筆記試験について

本来、東京大学大学院学際情報学府・学際情報学専攻「先端表現情報学コース」入学試験の筆記試験には、英語、共通問題、選択問題があります。

スクリーンショット 2020-08-30 17.39.16

過去問を見ればわかりますが、

a.必須問題:計算5-10問
b.選択式問題:
 b-1.理系問題
  ・四大力学から1-2問
  ・その他理系分野(学環教授の専門分野)から2-4問
 b-2.論述問題

という構造になっております。

a.必須計算問題は出題範囲が指定されてるからそこを対策すればよくて、
b.選択式は一問選択して解けばいいから、戦略的に対策する必要がある

具体的に選択問題は、

・電子情報学/機械情報学/都市工学/社会基盤学などに関する分野の基礎的学力と知識
・人間・環境/歴史・文化/メディア・コミュニケーションなどに関する分野の基礎的学力と知識

に関する複数の問題から選択して回答します。

このうち、「人間・環境/歴史・文化/メディア・コミュニケーション」から出題される選択問題には参考図書があり、それらはwebサイトに掲示してあります。

今年はコロナウイルスの影響で、英語試験と筆記試験は実施されませんでした。英語試験の代わりに外部テストのスコアを提出する必要がありました。

口述試験について

二次面接(口述での研究計画プレゼン)では、研究計画が最重要です。(1次試験に合格してからの話ですが...)

しかし、出願時にも研究計画についての資料を提出する必要があるので、受験勉強開始時には輪郭を描けていることが必要です。

特に重視したところは、以下の3点です。

①研究の目的とそれを解決する方法が論理的・具体的に書かれているか
②先行研究との違いが明確かどうか・新規性はどこにあるのか
③Why me? が説明できるか

私は友達にロジックが通っているか、わかりにくい表現はないかなどをチェックしてもらいました。

こちらが私の口述試験のプレゼン資料です。

口述試験までの流れは8月14日に1次試験の結果がウェブ上で発表され、受験番号ごとに二次試験の日付と時間が記載されていました。私は21日だったので、1週間でプレゼン資料を完成させました。

以下は東京大学の先輩にいただいたアドバイスです!

研究計画書については、オープンラボやTwitterなどで知り合った志望研究室の学生にコンタクトを取り、その方が書いていた研究計画書を見せていただくこともできれば、論理展開などを参考にすることもできます。筆記については、僕らの時から問題の出題傾向が大きく変わったので、過去問はあまりあてにならなそうです...

出願書類

やや遅くなりましたが、東京大学の出願書類は他大学と比べて以上に多かったので、出願時期に準備するのではなく、事前に時間に余裕を持って準備するようにしましょう。

・入学願書(正・副)
・受験票
・成績証明書
・出身大学の卒業証明書
・外国の大学の卒業見込証明書(日本以外の大学出身者)
・検定料のプリント(証明書)
・研究計画書
・自己推薦書
・指導教員希望調査書
・推薦書
・外国語(英語)試験成績証明書等
・受験票送付用封筒
・日本語学力証明書
・出願書類チェックリスト

研究計画書と自己推薦書については東京大学ならではだなと感じました。正直、出願書類を準備するだけで体力を使いました笑。

推薦書について

推薦書に関する注意です。私は現在所属している研究室の指導教員に書いていただきました。

(1) 出願者の専門領域に関わる研究面あるいは、実務面での経験及び能力に関する評価を記入したもの。
(2) 評価者は、官公庁、企業及び団体等の所属機関の上司、卒業論文他学位論文の指導教員、その他本人の経験及び能力を熟知している者等とする。
(3) 評価者は、推薦書記入後、任意の封筒に入れ、厳封すること。

今年はオンラインで出願し、その後出願書類を郵送しました。

参考にした記事

最後に

今年はコロナウイルスの影響で異例な大学院入試となりましたが、おそらく来年は従来の入試に戻っているかなと思います。

ですが、私が言いたいのは、

指導教員との関係性

これが最重要です。自分は積極的にゼミに参加し、流れのままオンライン飲み会まで参加しました笑。

正直、外部大学院入試は情報戦といっても過言ではないでしょう。なので、私は積極的に情報を発信していきたいと思っております。

気軽にご連絡ください。大歓迎です。これからもその他の情報を発信していきたいと考えています。

最近YouTubeも始めたので、ぜひご覧になってください。

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