うたたねしんご

ポエムとにっき。。。

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今この瞬間を

乗り越えると言うよりかは 過ぎ去ってしまった日々 近くに新しいコンビニができるように 周りの景色だけが変わっていく 自分で巻いた種 明るい未来が咲くで無し 堕落した生活の足元に魚の目ができるよう 絵に描いたような自堕落で この先の未来を描けずにいる 底辺の生活✖️高さ割る炭酸水でハイボール 迷惑かける目に余るアルコール自己嫌悪 二日酔いの朝に記憶と携帯を無くし 終着駅まで寝過ごせば 回想列車が肩をたたく お前さんいい加減目を覚ましてくださいよ 金もだらしも無いこの僕が へその

    • 君の笑った顔は覚えてる

      いっぱしの金を稼いでろくな使い方もせずに ただ毎日を好き勝手に過ごしてきたんだ 親指のささくれがいつまでも治らないのは きっと親不孝な生き方をしているからでしょう 母の日に自転車をこいでカーネーションの花を買いに行ったあの頃の僕はいったいどんな気持ちだっただろう 贅沢な飯を食うときに母ちゃんの顔が思い浮かぶのはきっと身の丈に合っていない金の使い方をしているからでしょう せっかちで痩せっぽっち今日もひとりぼっち 埃っぽい部屋で飲む缶ビール 眠れない夜に君をめがけて 飛ばそう

      • ふじさん

        かき氷 ふじさん かき氷 ふじさん かき氷 いちご メロン レモン みんなが やまの頂へ シロップをはこぶ

        • ありがとう架け橋くん

          壊れてく街並みと 居場所を失った歌たち それでもきみが 橋を架けてくれたんだ ありがとう架け橋くん 歌うことはそんなに得意じゃないかもしれないね ただ歌うことで自分の情けなさに気づくことができたよ 歌うことはそんなに得意じゃないかもしれないね ただ歌うことでたくさんのあなたに出会うことができたんだ ちっとも聞いたことのないギターを馬鹿にしてみたけれど 俺たちもこれっぽっちも知られていない存在じゃないか びびった音が出るって一丁前なことを言ってみたけれど ステージではいつ

          ゆきばのないことばたち

          ここは君がいた場所 ここはあの子が泣いた場所 ここはあいつが靴紐を結び直した場所 ゆきばのないことばたち 待ち合わせ場所すれ違う人たち 交錯するボタンの掛け違え ゆきばのない言葉たち ごめんねと良かったねとゆっくりゆっくり ゆきばのない言葉たち 刹那に気づいたとき その刹那で頬を傷つけ 刹那に気づいたとき その刹那で影を知る 落ちたグラス割れたグラス ゆきばのないことばたち ガラスの破片を拾う人 ガラスの破片で怪我をした人 良かれと思ってやったこと 悪いとわかっ

          ゆきばのないことばたち

          汗とあるで人

          きっと世の中の10円玉が あんなにも錆びついているのは 僕のこの手汗のせいさ 手汗洪水警報湿度100パーセント きっと僕のギターの弦が こんなにも錆びついているのは 君の涙を吸っているからなんて 歌えないけど歌っている 二日酔いの朝に記憶と携帯を無くし 頭をズキズキ叩くアセトアルデヒド 眠れない夜に君をめがけて発泡酒 今日もダラダラ汗をかく汗とあるで人 今日の朝日はからっと乾いていて 昨日も君は明日を辛口に語っていたね 君とあさひはスーパードライ 君とあさひはスーパード

          赤とんぼ

          かごんまきみの晴れ姿 花嫁すがた美しかった 街には赤とんぼ ゆらゆらゆらゆら飛んでいた 錦江湾桜島 威風堂々ふたりを讃え 街には赤とんぼ ゆらゆらゆらゆら飛んでいた 天文館商店街 呑み屋のねーちゃん香水の匂い 湯豆腐屋お湯割りで ゆきずりの客と語り合う 夜には赤とんぼ すがたを消してどこへゆく 南の空を飛ぶ君は 南の海に沈んでく 戦争が顔を出し 赤とんぼどこへゆく 南の空を飛ぶきみは なにをおもいだれをおもう 南の空を飛ぶとんぼ開聞岳を背にして 南の海に沈む日の丸よ

          討ち入り

          さても極月十四日夜討ちの勝負は 兼ねての計略討ち立つ時刻丑三つの 軒の棟木に消え残る雪の明かりが味方松明 鎖かたびら身を固め こてすね当ては覚えの手の内 しころ頭巾な頭にいただき 皆一様のいでたちにて 地黒のはんてんだんだら筋 白き木綿の袖印 白山足袋に武者わらじ銀の短冊襟につけ 表に浅野内匠頭家来何のなにがし行年何歳 君恩のために討ち死にとしたためたるを 各々背中に結ぱりつけ 投げ鎌投げ槍縄ばしご半弓薙刀管槍手槍 中にも大高源五殿得てたる掛矢ひきざけて 一時にどっとばかりに

          テツマチ

          七色の煙と角打ちの並ぶ街 商店街はいつだってお祭り騒ぎ 石ころを投げれば酔っ払いに当たる 青鼻垂らして帰ろうよ 閉じられてしまったシャッターの隙間から ほんとうのきみの声が聞こえる この街鉄の街錆びついた労働のまち なにが朝でなにが夜かはわからない 世間様とは真逆の方へ歩いていく 表情の消えたサラリーマンとすれ違う 一日中汗水流して働いた金を 奴らはピンハネして涼しそうな顔して笑ってる 角打ちにかけ込んで焼酎を煽れば 嫌なことひとつくらいは忘れるのさ 転がってるビール

          ヒューヒューと風が吹く比喩の風が吹いていく

          ヒューヒューと風が吹く 比喩の風が吹いていく ヒューヒューと風が吹く この街にも だるまさんが転んだ 七転び八起き 誰かさんが起き上がった 朝六時起き早起き なにかが転がりはじめた ローリングストーン 転技法比喩表現 言葉の意思を貫いて転がせ 夫婦喧嘩の子守唄 たばこの煙は網戸をすり抜けていくのに ふたりはいつも仕切られたまま 閉ざされたままうつむいたまま あの子はいつも笑いながら泣いていた まるで陽の当たらない街のように あの子はいつも笑いながら泣いていた 外は晴れてる

          ヒューヒューと風が吹く比喩の風が吹いていく

          イバラキノミチ

          茨城の道 茨城の未知 知らない街にきたよ 知らない道を歩いていく イバラの道なんか歩いたりしないぜ チクチク優しさが突き刺さるイバラキノミチ せっかちな朝日は 夕陽を早めに店じまい せっかちな夕陽は早めにお布団の中へ せっかちな僕は急いで街へ繰り出して 君に会いにいくんだ 危険運転茨城ダッシュ 飲酒運転茨城ダッシュ 限りある時間を待たずにダッシュ 次の扉を開くんだ 立ち向かうときも 逃げ回るときも 急いで街へ繰り出して 歌をうたいに行くんだ 街に境目が無いように 空に

          鼓ヶ滝

          兵庫県の有馬温泉の近くに、鼓ヶ滝という滝があるんだそうでございます。何故、鼓ヶ滝という名前がついているかと言いますと、この滝壺に当たる音が、ウーン、ポーン、と鼓を打つ音に聞こえるところから、鼓ヶ滝と呼んだんだそうでございます 今しもここへやって参りましたのは、西行法師というお坊さんでございまして、なにしろこの頃の西行は若かりし時分でございますから、なにやら天狗になっていたんだそうです。自分程の歌読みはこの世にはおるまいと 今しも、鼓ヶ滝の前へ 「なるほど、見事な滝である

          ダシの唄

          昆布とイリコを鍋に入れ 一晩浸してダシをとる 知らない街で 知らない人たちと 音楽と酒に浸る夜 俺はだしの素は使わないぜ ありのままの良さを吐き出したいから 俺はだしの素は使わないぜ ありのままのアクを吐き出したいから 昆布とイリコを鍋に入れ 一晩浸してダシをとる 知っている街で 知っている人たちと 音楽と酒に浸る夜 俺はカバー曲は歌わないぜ ありのままの自分を吐き出したいから 俺はカバー曲は歌わないぜ ありのままのアクを吐き出したいから ありのまま 素のまま 君のま

          オーラのはなし

          ライブで共演した拓也君はオーラとオバケが見えるらしい。そういえば、うちの姉ちゃんと姪っ子もオーラとオバケが見えるひとたち。 拓也君は拓実君とツアーで茨城に歌いに来ていて、両者共にその日の共演者だった。 ライブも終わり、打ち上げの席でほろ酔いになった拓実君は僕にニヤニヤしながら、「ぼくのおうち、変なんですよ〜」と、言ってきた。 聞いてみると、3階建てのアパートの3階に住んでいるのに夜になると、天井から足音と子供の笑い声がするらしい……。が、拓実君は見えない人。 拓也君は