君の笑った顔は覚えてる
いっぱしの金を稼いでろくな使い方もせずに
ただ毎日を好き勝手に過ごしてきたんだ
親指のささくれがいつまでも治らないのは
きっと親不孝な生き方をしているからでしょう
母の日に自転車をこいでカーネーションの花を買いに行ったあの頃の僕はいったいどんな気持ちだっただろう
贅沢な飯を食うときに母ちゃんの顔が思い浮かぶのはきっと身の丈に合っていない金の使い方をしているからでしょう
せっかちで痩せっぽっち今日もひとりぼっち
埃っぽい部屋で飲む缶ビール
眠れない夜に君をめがけて
飛ばそう撃ち込もう発泡酒
大丈夫君の笑った顔は覚えてる
大丈夫君の笑った顔は覚えてる
手首の傷と君の笑顔
春夏秋冬巡らない季節
春を売って長い冬を過ごす
あの子にほんとうの春が訪れたとき
あの子はいまどこでなにをしているだろう
大丈夫君の笑った顔は覚えてる
大丈夫君の笑った顔は覚えてる
テトリスみたいに積み上がった借金
不眠症多動症さあこれからどうしよう
借りたのは金だけじゃねえ
君との思い出とその笑顔を返すんだ
大丈夫君の笑った顔は覚えてる
大丈夫君の笑った顔は覚えてる
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