驕れる者久しからず

2015年にフリーランスの編集者・ライターとして独立して今年で8年目。

順調に売り上げも伸びて安定してきたので、
環境のいいところに引越し、学びや周辺機材に投資し、親孝行のための旅行貯金もだいぶ貯まってきたところだった。
2022年も満足いくくらいには売り上げ、どちらかと言えば充実した一年だと思っていた。

だが、年末になり、ふと気づくと、年明けからの仕事がほとんどない。
こんなことは7年間やってきてはじめてだ。

社会に出てから早14年。
一般企業だったらマネジメントにまわっていてもおかしくない年齢だ。
だが、わたしはその道から早々に離脱した。
現場で才能のあるメンバーに囲まれ、ものをつくるのが好き、
どうせつくるなら納得いくものを取捨選択してつくりたい、
そして何よりも自由が好きだという理由で、フリーランスを選んだ。

慣れもあり、どこかで安心しきっていたのだろう。
「現状維持」ではフリーランスに仕事は回ってこない。

常に期待された内容以上のものを出して、心からの気遣いができて
はじめて、またあの人にお願いしようと思われるのだ。
それくらい個人で仕事をもらい続けるということは厳しいことだ。

わたしはものごとを斜めから見る癖があり、自分自身のことを発信することに今まで抵抗があった。だが、もうそんなことは言っていられない。
窮地に追い込まれたことをきっかけに奮闘する様子を記録に残しておこうと思う。

仕事がないということは個人事業主としてはとても恥ずかしく、外に出すのに勇気がいった。

心の持ちようや、仕事を得るために行ったことなどを詳細に残しておこうと思う。
フリーランスとして働く人、これから働きたいひとにとって
少しでも役に立てれば幸いである。





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