見出し画像

35歳おじさんが関ジャニ∞安田章大くんにハマった話

今ハマっていることを聞かれれば、真っ先に「関ジャニ∞!」と答える。先日35歳になったばかりのおじさんの僕が、ジャニーズアイドルに夢中である。ハマったのは関ジャニ∞の安田章大くん、今年の9月11日で36歳となる同世代のスターだ。勝手ながら今日は、彼のことを紹介したいと思う。

※多くの人に読んで貰いたい為、メンバーの皆様の呼び名を敬称略及び普段の呼び方で書かせていただきます。

妻の影響で好きになったジャニーズ

僕が関ジャニ∞に興味を持ったのは今から2年半前の2018年頭頃。現在の妻と付き合っていた僕はジャニオタである彼女から毎日というほどジャニーズの動画を見せられていた。KinKi Kids、Kis-My-Ft2、Snow Manにはじまり年末年始のカウントダウンまでジャニーズで年越しという様だった。もちろん彼らが出演している番組も日常的に視聴していた。その中で僕が1番最初に興味を持ったのは関ジャニ∞だ。

僕は元々ジャニーズがあまり好きでは無かった。ハードロックやメタル、パンクといったいわゆるロックンロール系の音楽が好きだった為、若い頃は「ジャニーズ?顔がいいだけじゃないの?一体何がいいの?」くらいに思っていた。
しかし大好きな彼女の趣味という事もあり一概には否定できず、受動的に番組を視聴していたらしっかりとハマってしまったのだ。現在我が家では当たり前のようにジャニーズの番組が流れている。中でも関ジャニ∞は番組自体が面白いということと、大好きなバンド形態をやっているという部分が、1番僕に刺さった。最新シングル『Re:LIVE』は生まれて始めてCDを複数買いをしてしまった。

好きになった途端メンバーの脱退2連発

毎週関ジャニ∞の番組を視聴し、ライブ映像を見ながら楽しく過ごしている矢先、メインボーカルだった渋谷すばるの脱退記者会見が行われた。独特な歌い方でファンを魅了していた彼の脱退はとても衝撃的であり、悲しかった。最後の演奏になった関ジャムでの「LIFE ~目の前の向こうへ~」を見た時は涙が止まらなかった。今でも録画したものは残してあるが見ることは出来ない。
6人体制となった関ジャニ∞だが、しばらくしてまたしてもメインボーカルの錦戸亮の脱退が決まった。こちらは会見もなく、光の速さで脱退してしまった。
好きになった途端にメインボーカルである2人が脱退。正直なところファン歴が浅い僕でもこれはきつかった。しばらくは毎週見ていた番組を気持ちよく見ることが出来なかった。

それでも5人になった関ジャニ∞は変わらず活動を続けていた。ヒナ(村上信五)はいろんな番組でMCをやっているし、たっちょん(大倉忠義)やよこは(横山裕)はドラマに出たり、関西ジャニーズJr.のプロデュースをしたり、まる(丸山隆平)は朝の帯番組に出たりと、何もなかったかたのように精力的に活動していた。その中で僕が1番惹かれたのがヤスくん(安田章大)だった。

ヤスくんの圧倒的な客観視力とスキルの高さ

メンバーみんな精力的な活動をしているが、1番気になっていたのはすばると亮ちゃんの枠は一体誰になるんだろうということだった。

そんな中、音楽番組で新曲を披露する関ジャニ∞を見た。曲名は「友よ」。メインボーカルはヤスくん。僕は圧倒された。それまでメインボーカル2人の影に隠れていたようなイメージだったヤスくんの歌唱力とオーラはとんでもないレベルで爆発していた。
彼はこれだけの実力が持ちながら、関ジャニ∞にとって「自分はどういう立ち位置でいることが最適か」を考えながら活動していたという事実を、目の当たりにしたのだ。メインボーカル2人が抜け、内心不安に思うファンも多くいたであろう中での圧倒的なパフォーマンス。常にグループを客観視をしながら自分のポジションを見極めていたヤスくんに、僕は一発で虜になった。

サングラスは病気の後遺症、それでも芸能活動を続ける

ヤスくんを語る上で外せないのが、ここ最近付けだしたサングラスである。
知ってる人も多くいるだろうがなぜ付けているのか本人が語っているので是非みて欲しい。

彼は別にチャラくなったわけでもなく、メインボーカルになったから調子に乗っているわけでもない。病気の後遺症をフォローするために色つきのメガネをかけていたのだ。メガネがないと、ステージに立つことはおろか日常生活もままならないのだという。

彼は2017年2月上旬、脳腫瘍の一つである「髄膜腫(ずいまくしゅ)」という病気を患い腫瘍摘出の手術を受けた。2018年7月2日にジャニーズ事務所から公式に発表された事実である。髄膜腫の症状は人によって異なるが、時に発作、認知症、言語障害、視覚障害になることがあるそうだ。

僕はヤスくんの告白に強い衝撃を受けた。そんな中でも彼が、「前を向いて」、「元気になって」という言葉を発していることに涙が止まらなかった。彼を好きにならない人なんてこの世にいるのだろうかと思った。そして、こんなに頑張っている彼がいる世界で、自分はどれくらい頑張っているだろうか?とも思った。自分自身の人生を振り返り、奮い立たせる事が出来た瞬間だ。この動画は2020年6月に公開されたものだが、僕は定期的に見てはおいおい泣いている。

ヤスくんの写真集が出る。

そんなヤスくんの写真集が発売される。

本作を発売することになったきっかけは、2017年に患った「髄膜腫」だ。2017年2月、安田は脳腫瘍のひとつである髄膜腫の、手術を受けMRIに映る大きな腫瘍を見たとき、うまく切除できるのか、また手術を終えても歌ったり踊ったりすることができるのか、安田の苦悩や葛藤は相当なものだった。その後、芸能界に復帰するも、どれほど大病だったのかは詳しくは報じられていない。今回の写真集は、そんな闘病中の写真を収録したミニブック付きだ。手術前後の病室でのありのままの姿や、腫瘍が映るMRIの画像からは、死の恐怖と闘う安田の姿が浮かび上がるものとなっている。

僕は35年間、写真集と呼ばれるものを買ったことがない。中学生の時、同級生みんなが買っていた矢口真里の写真集も、友達が好きだった磯山さやかの写真集も買わなかった。
けれど9月24日、生まれて初めて写真集を買う。関ジャニ∞、安田章大の生き様を撮った写真集だ。Amazonではなく、近所の文教堂で予約した。なぜだかこれだけは本屋で手にしたいと思った。彼がアイドルとしてこれまでどんな時間を過ごしていたのか、僕は本屋で初めて知ることになる。