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Happy birthday to me……。



"誕生日"

誰もが楽しみの日のひとつですよね


でも自分は正直誕生日は楽しみじゃなかった


SNSの友達や知り合いに祝ってもらうのはとっても
嬉しい


けど私が苦手だと感じるのは家族だった


いつもの日常とは違くてどこかよそよそしい雰囲気。

それが苦手の原因の一つだった


祝いの言葉をかけられてもどんな表情をすればいいのか分からない

なんて返せばいいのか分からない


プレゼントを開けた時もなんて言っていいのか
どう喜べばいいのかが分からない


そして常に、今自分は正しい喜び方をできているのかな、、


喜んでる表情は出てるのかな


そう考えてしまう



中学の頃から誰かといるより一人でいる方が楽だった

それは相手が家族でも同じだった


一人でいれば感情を演じなくて済むから楽だった


普段全くと言っていいほど会話をしない兄からのプレゼントも正直億劫だった


兄が選ぶものは女の子が好きそうなものだったから




でも自分は違った



女の子のものなんて好きじゃなかった


自分は体は女の子でも心は男の子寄りだったから




その事を打ち明けることすら出来ない自分に兄は
プレゼントを用意してくれる



そして、女の子のものを身につけなければいけない

とても苦痛だった



それでも自分は演じ続けた


「かわいい!ありがとう」

兄に嘘をついているようで心苦しくもあった



そして極めつけは誕生日ケーキ


自分は三年前くらいから甘いものを拒絶するようになった

それでも少しづつ慣らすようにして何とかチョコ菓子(一口サイズのもの)を口にできるようになった



それなのに毎年ケーキを用意する

無理して口にして吐きそうになる

せっかく祝ってもらえているのに自分は

自分の誕生日が嫌いだった。



この日だけは自分を演じることが酷く疲れてしまうから


相変わらず正解の分からない応えを家族に演じなければいけないから






これから先もみんなが思うような誕生日は自分にはやってこないだろう。

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