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[バグ?]Word数式でTeXを変換すると特定の文字だけ明朝に

ふだん数式交じりの文章はTeXで書いていますが、仕事で必要な場合は嫌々ながらWordで数式交じりの文章を書くことになります。

数式にする部分はTeXのコマンドを書いておいて、後から数式モードにして変換しています。


ところが特定の文字だけ、数式に変換しても数式のフォント(デフォルトではCambria Math)にならずに、本文のフォント(明朝体)になってしまうのです。

今のところ見つけたのは、hとΔ(\Delta)の2つです。

下の画像は、元の文、数式モードにしたもの、変換したもの、と段階を追ったテスト文です。(Office365)

word数式フォント

hに関しては、単独のときだけ明朝体になって、他の文字と組みわせたときはCambria Mathになっています。一方、Δに関しては、他の文字と組み合わせても独立行の数式にしてもデフォルトが明朝……

高校物理の文章なので、力学ではhをよく使うし、熱力学でΔをよく使うしで、いちいちフォントを変えるのが面倒です。(そのままだと見た目がひどいので…)

細かい実験はしていませんが、バグなんですかね…

同じ症状の方、あるいは他の文字でも同様の症状が出る方いませんか?


<後日追記>

電磁誘導に関する文章を書いていて気づいたのですが、ギリシャ文字のファイの大文字Φ(\Phi)も同じような現象が起きました。

もしかしてギリシャ文字の大文字はみんなこうなるんだろうか……?

と思って、物理で使うオメガΩ(\Omega)シグマΣ(\Sigma)で試してみたらやはり同様の現象が!

他は試してないですが、おそらくギリシャ文字の大文字はみんな同じなんでしょうね。しかし、小文字のhは一体何なんだ……

<追記おわり>

しばらく更新できていませんが、iPad proを使い始めて一年半以上たったので、続きをボチボチかいていきたいです。これまでの記事は↓


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